ニチイを後にし(もうニチイじゃないっての)、踏切を越え、古都の前を通り過ぎ(もう古都じゃないです)、今度は海田町立図書館を目指して進む事にしました。
この日、海田公民館でちょっと読んだ海田町関連の史実や昔話を記した書籍が思いの外面白かったため、町立の図書館に行けばさらにたくさんのそういった本が読めるのではないか、と思ったからです。
あとは小学生当時結構足繁く通った図書館なので、十数年ぶりに中に入ってみたいなという思いもありました。
図書館にゆく道すがらバイパス工事中のあたりを撮影してみました。結構進んでますね〜もう完成は近いんでしたっけ。
このバイパスが完成すれば、今後東京から実家の広島まで車で帰るのが便利になるようですね。父親曰く。
橋桁が増えてます。
ここのアンダーパスも水害の時は浸水しちゃったんでしたっけ。まあするでしょうねえ。
そういえばここの道路がまだ工事中で更地だった20年以上前、ここでもしょっちゅう遊んでましたね。
今橋桁が立ってるあたりはまだ盛り土状態で小さい山ができていて、雑草やススキがたくさん生えてたのをなんとなく覚えています。
背の高い雑草を引っこ抜いてぶん投げて遊んでたらその草には蜂の巣が付いてて、全身を蜂に刺されまくった思い出があります。ありゃ痛かった。
その蜂の巣のある草を持った瞬間、耳元で「プ〜ン、ププ〜〜〜ン」と羽音がし始めたと思うと、全身をチクチクチクッ、と刺されたのでした。上に来てたシャツを脱いでブンブン振り回したら中から蜂がたくさん出て来ました。ああ怖かった。
そういえばこの先に魚屋さんがやってる弁当屋さんがあって、父母に勧められて後日みんなで食べたんですが非常に美味しかったです。
あと、昔この通りに確か「花いち」とか言う名前の古本屋があったような気がします。小学生でも本を売りに行くことができる店だったため、ガシャポンを買う小銭を稼ぐため、たまに漫画を売りに行ってました。
今でもよく覚えているのが小学生の頃、ガシャポンのHGシリーズが出たばかりの頃で、どうしてもスペシウム光線発射ポーズのウルトラマンが欲しかった私は漫画を花いちに数冊売って200円をゲット。それを握りしめてニチイ(もうサティだったかな)まで自転車を飛ばしました。
HGシリーズは当時から一回200円だったため勝負は一回。
ニチイの上の階のゲーセンコーナーまで階段を駆け上り、目当てのガシャポンに百円玉二枚を入れて「ウルトラマンが出ますように」と祈りつつレバーを思いっきり回すと…
コインが詰まりました。
なけなしの小銭を叩いてせっかく回したのにこれでは悲しすぎます。恐る恐る店員のお兄さんを呼び、コインが詰まった旨を伝えました。
するとお兄さんは上のふたを開けてくれ、「好きなの一つ選んでいいよ」と言ってくれたのでした。
予想外の展開に私は驚きました。ドキドキしながら震える手でカプセルを吟味し、銀と赤のスリムなボディが見えるカプセルを一つ選びました。
ありがとうございましたとお礼を言ってゲーセンを後にし、すぐに階段のベンチでカプセルを開けると、その中には素晴らしいリアル造形のウルトラマンが入っていたのでした。
当時、HGシリーズのリアル造形は驚異的でしたね。
あの時の興奮は今でも忘れることができません。
このような興奮する経験を何度もニチイで味わったため、私の心は今でもあの頃のニチイにあるのです。私が死んだら間違いなく魂は当時のニチイへ飛んでいくと思います。
ここも以前ちょっと書いた気がしますが、このお店。
昔模型屋さんだったと思うんですよね。
でもそこまで通いまくった記憶がないのです。多分私が小学生の頃にはお店をたたみ、今の自動車ガラスフィルムのお店になってしまったのではないかと思います。こんな近所にプラモ屋があったらもっと通いまくった記憶がありそうなもんなので。
しかし個人経営のプラモ屋さんなんてどんどん減っていく一方でしょうね、なんか寂しい気がします。量販店の方が安いしポイントもつくし品数も豊富だし、そうしてもそっちに行っちゃいますよね、そう思うと仕方ないのかな。
ちょっと場所が飛び飛びになっちゃってますが、おおのさんちのたこ焼きです。この日はお休みでした。今回の帰省はなかなか予定が合わず、食べられなかったんですよね。残念です。次の夏に帰った時は絶対食わないと。冷えたコーラも忘れずに。
ちなみにこのおおのさんちの並びにあったシフォンケーキ屋さんは閉店してしまったようです。少し気になってたんですが、これまた残念。
そんなこんなでこの近辺をうろうろしつつお目当の海田町立図書館に到着しました。
中の様子や読んだ本などは、長くなっちゃったんで次回にします。
では。