フェイスブックで時たま表示される「あなたは去年の今頃はこんなことをしてましたよ」的な通知機能。
あれって結構楽しいんですよね。
一年前どころかたまに六年前とかの自分が書いた記事や写真が出てくるもんだから、普通に
「あ〜こんなとこ行ったなあ」
などと懐かしい気持ちに…
いや、それどころか完全に忘れてしまってる出来事もあったりして、なかなか楽しい機能だなあと思います。
その機能で知った去年の俺がやっていたことは洋服のリサイズだったようです。ジャンパーブルゾンの類の上着の直しです。
そういえばやりまくってたな。
サイズが微妙に合わない、ちょっとでかい、袖を短くしたい、肩幅を詰めたい、アームホールを細くしたいなどなど、ちょっと気に入らないシルエットの上着たちを好みのシルエットに直して遊んでいました。
首回りがリブ仕様のスタジャンを解体し、ボディと同じ生地で襟を作り、それを取り付けるなんてのもやりました。
方法はどんなジャンパーブルゾン類もやり方は大体ほぼ同じで、一度裏返し、裏地の閉じ部分を見つけて開口し、一度袖を外したりミシンで袖を細く直し、不要になった部分を切り取って…
などなど様々な修正を施し、もう一度裏地を戻して縫い閉じるというものですね。
たくさんの上着を直しましたが、とりあえず写真が出てきたものを掲載。これらはあくまでも一部であります。
↓まずこちらの革ジャン。ぱっと見はシングルのライダースジャケット風ですが、裾がリブになっているというちょっと変わったタイプのものです。
これは肩幅を数センチ詰めたかったので、裏返して裏地を一部外したのちに一度袖を外して不要な部分を切り落とし、サイド縫い付けて表側にぐるりとステッチを入れました。
それに際して胴回りも少し細くなるように縫い詰めてあります。
ぱっと見は全然わからないと思いますが、これは修正したのちに撮影したものです。なかなかうまくいきました。
特に頑張ったのがこの胸ポケット。もともとこの革ジャンには胸ポケットがなかったんですが、ファスナーポケットを作ってみました。
最初はかなりのっぺりしたシンプルなジャケットでしたが、ここにポッケがつくことによりライダースジャケットぽくなってかっこいいんではないかと。
ちゃんと裏地も取り付けましたので、ポケットとして機能します。
キルトこのような感じ。
ジャストフィット革ジャンになりました。
↓こちらはフリマイベントで衝動買いした茶色のリブ付き革ジャン。
これは確か両肩を詰め、長かった袖を短くするために一回リブを外し、袖口を少し切り詰め、再びリブを縫い付けました。
そしてこの革ジャン、右肩部分が経年劣化によりレザーが薄くなっておりましたので、裏に革を貼って補強しました。
↓そしてリサイズした上着の中でも特に目玉の1着がこちら。
ドカジャンです。
私はドカジャンが昔から大好きなんですが、小さいものがありません。まあ作業着なんで当然だとは思いますが。
だいたい小さくてもMサイズで、袖は長くて襟がやたらでかい。アームホールはかなり太めです。
カッコイイドカジャンが欲しいぜと思っていた矢先にリサイクルショップで1000円で発見しました。Mサイズです。
というわけで革ジャンスタジャンのリサイズで培ったスキルをフル活用してドカジャンをリサイズしてみました。
ラグランスリーブなので肩幅は詰めず、袖を大幅に短く修正しました。一旦リブを取り外したのちカット、再度リブを取り付けました。
袖はかなり太かったので胴回りと一緒にかなり切り詰めました。これで袖が細くなり、胴回りも逆テーパードのシルエットから割と体にそうシルエットになりました。
そしてどカジャンといえばやたらでっかい襟と襟のボア。これはこれで作業着っぽくてかっこいいんですが、今回は洗練されたシルエットを目指すべく小型化しました。約半分の幅になるくらい小さくしてます。
↓着るとこんな感じです。
私は身長168cm体重50kgなので、小さめに着られるドカジャンはこの世にありません。かなりジャストサイズに改造することができました。
こしかしのタイプのドカジャン、昔は結構見かけましたが最近あんまり見ませんね〜減ってきてるのでしょうか?フライトジャケットみたいでかっこいいのに。
先日某ホームセンターで久しぶりにこのタイプのドカを見かけましたが、ファスナーがプラでちょっとカッコ悪かった。
この写真のもののファスナーは超安っぽいアルミのようなファスナーで最高なのです。
あとはカストロコートと呼ばれるカバーオールのような、長い丈のタイプも欲しいですね。昔持ってたんだけど。
中学生の時にドカジャンが流行してよく着てました。その時から未だに好きです。裏ボアで冬でもかなりあったかい。
これら以外にもスタジャンも何着か大改造して満足のいくシルエット、サイズに直しました。今年もまたやりたいですね。この技術方法を会得したおかげで多少気に入らないシルエットの上着でも気にせず買うようになりました。
ちなみに人に頼まれても絶対にやりません。失敗したら嫌なので。
1着30万円くらいもらえるんならやるかな〜。いや、それでも嫌だな。お直し屋さんが高額な理由がわかりました。
こうしてジャケットやブルゾンを解体してると作り方も少しずつわかってきたので、スタジャンとかはそのうち自分で作ってみたいですね。