「向上心と正しい方法論を結びつければ」、「爆発的な推進力となって、あなたを前に進めてくれる」


「頭の良い人」「勉強のできる人」になる最良の手段は何か?

「勉強法」を確立し、身に付けること。勉強とは、新たな知識に触れ、それを理解していくプロセスです。このプロセスをいかに短時間で確実に行えるか。勉強とは、その方法論です。知識を自分のものにするための最短距離を心得ていて、それを実践している人が、「勉強のできる人」ということになります。


勉強法を確立すると、あとはゴールを目指すだけになります。しかし、知識を学び自分のものにするには、努力が必要です。努力とは、決めた方法を、毎日、反復と継続する退屈な道のりだと著者はいいます。


知識を頭の中に定着させるという段階は、我慢と忍耐です。勉強は手段と割り切り、必要最小限の勉強で目標を達成することを一生懸命考えるべきです。ゴールにたどり着いた時、初めて楽しいと思えるのです。何より大切なのは、目的・目標を持つことです。


どんな方法が頭に入りやすいか?

視覚刺激:目で見た情報を認知・記憶する方法。

行動刺激:人の作業や行動を観察し、模範しながら学習していく方法。

聴覚刺激:耳から入る音を認知・記憶する方法。


机上の勉強に関しては、視覚刺激を重視した勉強法が、最も効果的な場合が多い。


7回読む

どんな分野のどんなテキストであれ、軽く読み流すという作業を7回繰り返す。文章は、一見どんなに難解なものでも回数をこなせば、理解できると著者は言います。速読ではないが、非常に速いペースで読む。著者は「300ページ程度の本を、1回30分程度で読む」と書いてあります。


英文法に関しては、読むことより、解く方が頭に定着する。そのため、文法の問題集を7回解くことがオススメ。


勉強するときに、陥りやすいのが、自分の勉強方法や使用しているテキストなどで、本当に大丈夫だろうかと不安になり、テキストを変え、やり方を変えてしまうことです。テキストをしっかりと選択した上で、著者の勉強法を実践する価値は十分にあると思います。私は勉強をあまりしませんでしたが、勉強には「我慢と忍耐」が必要なのかもしれません。