物語の内容は、1980年代のペレストロイカ※1による国民の心のあり様や生活様式の変化、地球環境問題が題材となっています。


本書は、多くのロシア人の価値観に変化をもたらしたベストセラー本です。現在、シリーズとして10巻まで刊行されているようです。


スピリチュアルな内容をイメージしていたため、タイトルは知っていましたが、今まで読まずにいました。今回は、お盆休みの連休をきっかけに、読んでみました。


幸せとは何か?

どのような状態なのか?

本書が指し示す道も、1つの答えなのだろうと思います。自然との共生や本来あるべき生活様式など、生き方を見つめ直すきっかけを与えてくる一冊でした。


※1

ペレストロイカ:1986年からソビエト連邦(現ロシア連邦)で進められた政治体制の改革運動。ミハイル・ゴルバチョフが提唱・実践した。1991年8月のクーデターを契機に、同年12月ゴルバチョフ大統領の退陣を経て、社会主義崩壊とソ連解体に繋がった。