汚い心の持ち主はこの塔に入る事すら叶わない

　今日も仕事でした。

　いや、疲れましたよ。

　本当へとへとです。

　毎日毎日全力で加減無しで働いていますから、それは疲れて当然だと思います。

　そう言えば、何時か七割前後の力で仕事をするように言われた覚えが有ります。

　でもそれって結構難しくて、どうしても全力でやってしまう自分がいるのです。

　中々難しい課題です、加減をしながら働くと言う事は。

　別にそれは今の仕事だからでは無いです。

　前職でもフルパワーで働いていまして、それでキツイ思いをしましたし、実際その事は一種の私の課題と言いますか目標として、全力でやり続ける必要は無いという結論に至りました。

　でもさ、私って不器用と言いますか変な所が糞真面目なので、それで加減をしつつ働くと言う事がどうも出来ないのです。

　真面目って良い事のようにも思えますが、実際はそんな事無く、或る程度の軽さと言いますか、そういう物は必要になると思います。

　私は今、フルパワーでやっていますが、それで疲れてしまうのならば何も意味が無いと言って良いでしょう。

　あくまでも少し余力を残しつつ働くのが良いと言われてしまいましたね。

　まあそれを言うのは、就労支援施設なのですが。

　でも実際毎回毎回のようにへとへとになっています。

　それが果たして良い事だとは完全に思えません。

　どうなのかと思いますが、少し手を抜く必要も有るかと思います。

　でもその手の抜き方が分からないのです。

　それが分かれば私も苦労をしません。

　まあ私としては、疲れ果てて毎日毎日ボロボロになっているのを止めたいです。

　先ずそこを目標にしています。

　疲れる事は勿論仕方が無い面も有りますが、ですがそれも限度という物が有ります。

　それを私は言っているのです。

　疲れない仕事なんか無いでしょう、必ず何かしら疲労は蓄積されて行く物です。

　しかしながら、疲れ方と言いますかそういう物も有ると思います。

　それは矢張り少し工夫して行っていかないとどっち道私が潰れてしまいます。

　私は私の状態を管理しないと行けないのです。

　その為には、多少加減をしつつ働いても罰は当たらないと分かります。

　ですがそれが分かっていながら、そこをどういう風に捉えるかが分かりません。

　何処まで気を抜いて良いのでしょうか。

　給金を貰っている以上、そこまでサボる事は出来ません。

　そういう糞真面目さが私の弱点でも有ります。

　私は堅物なのです。

　柔軟さに欠けます。

　それは重々承知しています。

　私はもう少し、自分が頭の柔らかさと言うか、もっと気軽さを手にしていればここまでこんな事で一々考える必要は無かったはずです。

　就労支援施設は私を七割程度の力で働くように勧めて来ます。

　それも言いたい事が分からない訳では無いのです。

　ですが、それって結構私の中では難題でして、力の抜き方を具体的に示しても分かった事にはならないのです。

　そういう不器用さが私の一種の弱点ですね。

　特に私の駄目な所は誰かがそれを評価してくれているのならばまだしもそういう訳でも無いのです。

　誰にも見て貰えない所で頑張ってしまうので、結局評価には繋がりません。

　その最たる例が、介護施設で働いていた時です。

　散々一生懸命に働いていたのにも関わらず、職場内の評価は低い物でした。

　まああそこの場合誰が働いても、必ずちゃんと評価されて行く感じでは無かったです。

　つまりそれだけ意地の悪い職場だった訳です。

　それは最近キレ気味のお姉さんという何時も苛々ばっかりしている気難しい奴が上司で且つ社員だった訳ですから、それは当然私だってまともに評価されないですよね。

　それが今はそこまでとは言わないですが、でも真面目に働き過ぎるのもまともに評価をされないならばあまり意味が無いと言えるでしょう。

　私はそれを今となっても感じます。

　難しいですが、矢張り評価をされない以上少し気を抜く必要も有ると言えます。

　そんな事をしても罰は当たらないでしょうしね。

　でも意識してやるとなると中々難しい物です。

　第一私は仕事で手を抜くと言う事をこれまでやって来ませんでした。

　一種やっつけ仕事で良いと思うのです。　

　それでも働いた事にはなるでしょうし。

　そんな何でもかんでも全力投球する必要は無いでしょう。

　そう言えば、学院時代の班担の先生にも――あの方は野球がお好きだったので――野球の投手で一回第一打席からフルで投げる人はいないと言っていました。

　思えば学院でもかなりフルで毎日毎日やっていましたから。

　あの頃は今以上に真面目にやっていました。

　まあ当時は病気がもっと重たい状態だった事も有って、明日の朝日が拝めるかどうかも分からない状態だったのです。

　それが有って、私は必死になって学院に食らい付いていました。

　しかしそれでも半分近く休学する事となってしまいましたが。

　病気って本当に厄介ですよね。

　でもこれは病気云々もそうですが、性分のような物も関わって来ます。

　私にはそれが上手くコントロール出来ないのです。

　それは明確に私の弱点だと言えます。

　勿論病気だからこそ一所懸命に働こう学ぼうと言う意思は有ります。　

　そこは嘘ではないでしょう。

　でもだからと言ってやり過ぎな感は拭えません。

　そんな毎日毎日フルパワーで働く事なんか出来やしないのにさ。

　それでもそうやってしまうのはもう癖と言いますか、生まれ持った性格のような物なのです。

　結果それで認められればそれに越した事は無いですが、そうそう上手く行く事ばかりでは有りません。

　私には難しいですが、もっと仕事を選ぶと言いますか、自分が正当に評価されるだけの仕事だけを一所懸命にやって、後はもう少し身体を休めるように働くのが良いと思います。

　私はもっとエネルギーを節約するように、頑張ってみます。

　それを意識すればここまで毎日毎日疲れ切る事も無いと言えるでしょう。

　まあ、それもそう簡単に上手くは行かないでしょうが。

　努力してやってみます。

　明日も仕事が待っています。

　ちょっと加減しつつ出来れば良いのですが。

　まあそこは意識してみます。

　取り敢えず明日も仕事を頑張ります。

　一日一善。

　明日をバーンと信じましょ。

　ドロン。