祈っても悲しんでも、彼を倒す事は出来ない | Q1999=Q-IIIの奮闘記

祈っても悲しんでも、彼を倒す事は出来ない

 今日はお休みでした。

 疲れた。

 何と言いますか、一週間の疲れが一気に出た感じです。

 毎回毎回思う事ですが、全てを捨てて何処かに行きたいです。

 それくらい思ったら駄目かなあ。

 何か自分の事を全く知らない世界に行きたいですね。

 まあそんな願望を抱いてはならないのだと思いますが。

 でもこの重苦しい現実から解放されたいです。

 ただただ一度全てをリセットしたいです。

 そう願うのは行けない事でしょうか。

 私はもう充分頑張りましたよね。

 良くここまで独りでやって来たと思います。

 それは自画自賛かもしれませんが、事実として私は滅茶苦茶大変な眼に遭いました。

 その事は否定出来ないでしょう。

 もう解放されても良いのでは無いかと思うのです。

 それだけ私は頑張ったのです。

 中々誰にも認められませんが、私は孤独に戦い抜きました。

 どういう原理か知りませんが、下の妹に無茶苦茶攻撃も受けました。

 それでも良く耐えたと思います。

 他にも理不尽な眼に沢山遭いました。

 お袋が病気になった事もそうです。

 あの時だって周りは誰も助けようとしてくれませんでした。

 伯父くらいです、まともに動いたのは。

 親父は殆ど無視を決め込んでいますし、他のきょうだい達は皆自分の事で精一杯なのか、あまり支援してくれません。

 殆ど私が支えています。

 入院費用だってそんな安い物では無いんですよ。

 結局それを賄っているのは私の収入である所が大きいです。

 私は決して経済力が有る訳では無いです。

 むしろきょうだいの中では一番収入が低いと思います。

 それでもコツコツ貯めて来た金が有ったんです。

 勿論何時か独立する為の資金になるはずでした。

 ですがそれももう夢の話になってしまいました。

 貯金は半分以下になってしまいました。

 殆どお袋の為に使っています。

 ボーナスも一応は貰いましたがふざけた額です。

 そんなので黒字化は出来ません。

 無論それでお袋が良くなって行っているのならばまだ良いです。

 でもそんな事は有りません。

 お袋はまた入院したがっています。

 入院する事は良いですよ、それで良くなるんでしたら大賛成です。

 でもその資金を誰が出しているかまで考えが及ばないようなのです。

 結局私が払って行くしか無いですからね。

 お袋はもう一生あのままでしょうし、まだ何回か入院する事は必要になって来ると思います。

 日によってかなり波が有る感じです。

 元気な時はまあまあ元気なのですが、ダウンしている時は酷い物です。

 その差がかなり激しいです。

 ただ、何か有ると直ぐに入院しようとします。

 病院をそれだけ信頼するようになった事は大きいですが、しかし私に何の相談も無く勝手に入院しようとするのはどうかと思います。

 この前も荷物を纏めていましたし。

 それってつまり私はそういう相談をするだけの価値の有る人間だと思われていないという事かもしれませんね。

 もうお袋には私が見えていないのかもしれない。

 事実はどうかは分かりませんよ。

 でも私はお袋に見限られてしまったのではないかと思います。

 それが今感じている率直な所です。

 まあそんな事を思いました。

 私も段々に限界を迎えつつ有ります。

 本当は独立したいです。

 そう思うのは行けない事でしょうか。

 もう疲れたんです。

 今まで充分やって来ましたよね。

 それは認めて欲しいです。

 本当はこういう事親父が率先してやらないと行けないのですが、あの人にそんな事を期待するのは無理が有ります。

 元々家族の事なんかどうでも良いのですから、当然私やお袋の事もどうだって良いのだろうなと私は分析しています。

 これで外面が良いのが性質悪いんですよね。

 もっと誰が見ても悪人だったならば、もっと動き易くなると思います。

 でもそんな事は無いのです。

 親父は傍から見ている、何もその性格を知らないで見ていると、人当たりが良く、まるで優しそうに見えるようです。

 だから私が友人なんかに親父の事を話しても、親父がそういう人間に見えないようなのです。

 逆に私がそんな風に妄想しているとか悪く捉え過ぎているとか言われてしまうのが本当に難しい所なのです。

 一見大人しそうに見えるのも親父の罪ですね。

 実際は物凄くヒステリーを起こす――しかも結構理不尽な理由でです――そういう人なのですが、そういう風には何も知らい人は考えないようです。

 だから私の考え過ぎだとか、或いは私が贅沢者だとかそういう言い方をされてしまう事が本当に多くて困ってしまいます。

 このまま私は周囲の理解を得られずに生きて行くしか無いのでしょうか。

 一応精神科のドクターは、私の親父の事をあれはアスペルガーだと分かって下さっていますし、私が所謂カサンドラ症候群に陥っているとも仰って下さいました。

 でもだからと言ってどうしようも無いのが現実なのです。

 時折自分が情けなくなって来ます。

 思えば進みたい道には結局進めなかったなと思うのです。

 私は幼い頃から親父のヒステリーを恐れて育って来ました。

 親父は平気で子どもに手を出す父親でして、しかも物を使って殴るのです。

 ハンガーで殴って来たり、ベビーカーでボコボコに殴られた事も有ります。

 他にも鍋を投げ付けて来た事も有りました。

 もう滅茶苦茶です。

 私はそんな親父を如何に切れさせないかを第一に動いていました。

 その結果他人の顔色を窺いまくる少年期を過ごしています。

 もう私はそれが本当に苦しくて仕方が無かったです。

 親父は大抵仕事で家にいる時間は短かったですが、その僅かな時間にでも好き放題でした。

 私はそんなの決して認めたく無かったです。

 勿論感謝している面も有ります。

 学費を一応出してくれた事は感謝しています。

 ですがそれも、親父が認めるルートで無いと駄目でしたが。

 私は芸術系の大学に行く道を塞がれてしまいましたし。

 まあそういう親父なのです。

 だからお袋の事も助ける気が無いのでしょう。

 そしてそのお袋も私にあれこれ言っても無駄だと勝手に入院しようとします。

 誰がその費用を負担するんでしょうね。

 それを理解していないようです。

 何か本当に辛く悲しい気分になりました。

 私の人生って何なのでしょうね。

 取り敢えず今日もお袋は不調でした。

 このまま在宅で良いのでしょうか。

 それが気になります。

 本人はどう思っているのでしょう。

 入院したら入院したで家に帰りたいと言うのですがね。

 そこは難しい所です。

 さて、明日も休日です。

 ゆっくりと休みます。

 一日一善。

 明日をバーンと信じましょ。

 ドロン。