僕はその少女の剣になろうと決めた | Q1999=Q-IIIの奮闘記

僕はその少女の剣になろうと決めた

 今日も仕事。

 とても疲れました。

 仕事でエネルギーの大半を失います。

 これで嘗てはもっと量をこなしていたんですよね。

 凄く頑張っていたんだなあ、私。

 今はその頃に比べると随分と情けなくなってしまいました。

 悲しいですね。

 もうあの頃の体力には戻れないでしょう。

 それだけ弱ってしまいました。

 私はこのままで終えるつもりは無いです。

 出来るのならば、もっと力を取り戻したいです。

 思えばワクチン接種会場でのあの人間扱いされない業務だってこなしたんですから、私が或る程度力を取り戻せれば今の会社での仕事ももっと出来るはずなのです。

 それがこんな完全にグレードダウンしてしまって、自分で自分が情けないです。

 若しかすると老いの苦しみに苛まれているのかもしれません。

 歳を取るとはこういう事なのでしょうか。

 何時までも若いまま、青いままでいる事も嫌ですが、ここ最近の衰え方は一種異常かと思います。

 私としてはもう少し基礎体力を取り戻したいです。

 何か情けないですよね。

 昔出来た事がどんどん出来なくなってしまう。

 それが如何に情けない事なのか分かって頂きたいです。

 矢張り歳を取るとこうなってしまうのでしょうか。

 私はもう自分が若者の部類から外れてしまった事を知るべきだったのかもしれません。

 そんなパワーに満ち溢れている状態ではもう無いのです。

 しんどいですね。

 勿論薬の影響も有るとは思います。

 その所為で身体が重たかったり意識がぼーっとする面も有ります。

 それは他の要素も勿論この弱体化現象に有ると思いますが実際大きいウェイトを持って要因として有るんだろうなと思うのです。

 薬さえ減ればもう少しマシになるかと思うのです。

 でもそれは私の願いでしか無いのかもしれません。

 実際に薬が減ればそれも解決出来るとは思えません。

 そこは難しい所なのです。

 ですが私もそう容易く年月に呑まれてしまうつもりは無いです。

 せめて今の状態はキープしたいですね。

 それくらいは望んでも罰は当たらないでしょう。

 ただ実際の弱り方は半端では無いです。

 しかも今は自分の事だけでは無くお袋の事も面倒を見ないと行けません。

 それが非常に苦しいのです。

 お袋が少しでももっと元気を取り戻してくれれば良いですが、到底そんな事は望めません。

 その事実が今重しとなって私に圧し掛かって来ます。

 お袋の弱り方はかなりまずいと思います。

 実際お袋はもうろくに笑う事もしません。

 極稀に少し調子が良さそうな日も有りますが、それはレア中のレアです。

 基本的にダウンして過ごしています。

 相変わらず変な事を言っていますしね。

 しかもこの糞暑い中、クーラーを使わないようにして過ごそうとして来ます。

 それが如何に危険なのか分かっていないのです。

 電気代を節約したいのは分かりますが、それでも室内熱中症なんかになったらどうするつもりなのでしょうか。

 元々お袋は水分をそんな摂取する訳では無いのでそれもまた心配です。

 確かに我が家は苦しい状態が続いています。

 とても贅沢が出来るような状態では無いです。

 しかしながら、それでもクーラーくらい使って欲しいです。

 それで若しも体調を崩してしまったら何の意味も無いのです。

 訪問看護にもクーラーを点けて貰うようにお願いして置きました。

 お袋がごねてもそれは点けて貰うようにしています。

 そうしないと冗談では無く死んでしまう事も有り得るからです。

 お袋はそれをどう思っているのでしょうか。

 大体弱っている癖に変な所自分の事を過信しているのがお袋です。

 それをお袋は自覚するべきですね。

 そんな風に思います。

 少なくとも室内熱中症なんかになったら洒落になりません。

 その事の恐怖をお袋は感じないのでしょうか。

 私は仕事で蒸し風呂の中で清掃作業をするという物がルーティンワークに含まれているので、何時も室内熱中症の対策を練っています。

 例えば水分摂取もそれに含まれますし、出来るだけ涼しい恰好をしようとか考えています。

 でもお袋は全くそういう物を考えていません。

 それなのに、今日も帰って来た時クーラーを点けていませんでしたが顔を真っ赤にしてお袋がいたのです。

 矢張り瘦せ我慢なのかそれとも鈍感になっているのか、お袋の身体は正直に反応しているのです。

 それを分かって欲しいです。

 多分そこでも自分自身の感覚と実際の身体の症状とで齟齬が生まれているのだと思います。

 そういう危険性も有ります。

 だから訪問看護に来て貰った時点でクーラーを入れて貰うようにする作戦は結構有りだと思っています。

 訪問看護なんか外で散々動き回っているので絶対暑いはずなのです。

 それが少しでも涼しいと感じられるようになればそれこそが正常値だと思うのです。

 後は水分をもっと摂取して貰いたいです。

 それはずっと言われている事なのですが守ってくれません。

 水を飲むと言っても御猪口みたいな物で飲むのです。

 グラスとか使ってくれません。

 多分それもお袋の症状の一つで何かを体内に摂取する事をしたく無いのでしょうね。

 未だに内臓が腐っているという妄想に襲われているのでしょう。

 そんな事有り得ないと言っていても聞く気が無いのが大問題です。

 先ず他人の意見に耳を傾けるつもりが一切無いのが困った所です。

 だから何を言っても無駄なのです。

 それでもお袋を支えないと行けないのは中々しんどいです。

 兎に角もっと他人の言葉を聞く事を選んで欲しいです。

 それが私の細やかですが大きな願いです。

 もう私にも限界という物が有ります。

 このままだとまた私までダウンしてしまいます。

 それは避けねばなりません。

 何とかお袋と私自身を切り離して考えたいですが、そうは上手く行くのならばそもそも苦労なんかしないで済みますものね。

 疲れますよ、正直に言うと。

 家を空けるのが心配になります。

 取り敢えずクーラーを使うようにお袋も説得して置きました。

 矢張り不服そうでしたね。

 熱中症を舐めて掛かっています。

 何かそれは正直に言うと現実を見ていないという事となると思います。

 もっと上手く行く方法は無いか考えてみます。

 明日も仕事です。

 一週間乗り切れるか。

 それが掛かっていますね。

 頑張ります。

 一日一善。

 明日をバーンと信じましょ。

 ドロン。