人が持つ闇に彼は逆らえなかったんだ | Q1999=Q-IIIの奮闘記

人が持つ闇に彼は逆らえなかったんだ

 今日は仕事でした。

 まあ疲れました。

 体力の低下を痛感します。

 しかも中耳炎で耳が痛く、作業に集中出来ませんでした。

 散々だわ、私。

 そう言えば、今日からまた職場のメインの活動が動き出したようです。

 お陰で大体百人単位で人が動き出しました。

 今までが異常だったのです。

 それも有って、これまでとはまた忙しさが変わると思います。

 まあ大変になる面と逆に楽になる面と両面出て来るという事です。

 そうなって来ると、こちらも仕事の内容をまた考え直さないと行けません。

 今後は少し今までとは違うタイプの仕事も入って来るようになるでしょう。

 まあ掃除やシュレッダー処理をさせられるよりかはマシだと良いのですが。

 また、それに加え色々と変化する面が増えます。

 私の業務にも関わって来る物ばかりです。

 何かそれが中々厄介でして、今までのようには行かなくなる事も増えます。

 折角確立したルーティンワークも一度崩さないと行けなくなるでしょう。

 それが中々厄介ですね。

 まあ変化は何れ訪れる物です。

 それを恐れる事は決して良い事では無いでしょう。

 寧ろ今までだってそういう環境の変化に対応して来たでは無いですか。

 だから今度もまた大丈夫だと思いますが、こういうのって身構えていないのに突然やって来る物だから中々応じるのに難が生じてしまいます。

 もう少しこうソフトランディングには行かないのでしょうか。

 それが私の願いでも有ります。

 大体事前に色々と伝わって来ないのが問題なのです。

 それが出来ていればこちらとしても色々と身構える事も出来ると言うのに、殆ど前情報が無く、じゃあ今日から変更ねとされると非常にやり辛いですね。

 そこは徐々に情報を出して、それで私に少しずつ順応させるとかさせても決して罰が当たる所では無く、寧ろもっと私も扱い易くなるはずです。

 そういう所、職場はどう考えているのか分かりませんし、何より就労支援施設はどういう風な指導を行っているのかはっきりしません。

 ただ言えるのは、精神病患者って環境の変化に敏感な物ですから、いきなり色々一気に変えられるとそれはそれで困ってしまうのです。

 変わって行く事は前々から決まっていたはずですから、その情報を流して少しでも私が働き易いようにするとかそういう配慮は無いのでしょうか。

 どうしてそういう事を就労支援施設が伝えてくれないのでしょうかね。

 そこが一番と言うか根本からの不満になります。

 就労支援施設はそういう情報を持っていないはずが無いのです。

 ただ、若しかすると今までが良くなかったのかもしれません。

 これまでも何度か急激な環境の変化は有りましたが、私はそれに略完璧に順応して来ました。

 結果就労支援施設は私ならば大丈夫だとでも言いたいのでしょうね。

 それは純粋に私のミスだと思います。

 ただ順応出来てしまうのです。

 ここが他の精神病患者とは少し違う所のようです。

 多くの戦友が、環境の変化に非常に脆く、例えば年度初めとか散々な感じになっている中、私は何やかんや有りますがそれでも涼しい顔を出来るだけの余裕が有るのです。

 これってどうなのでしょうか。

 多分そういう精神病患者って少ない方だと思います。

 今思えば、多くの戦友達が春先になると体調を崩しがちになるのはそれが理由だと言えるのではないでしょうか。

 私は確かにそこまで表立って影響が出ている訳では無いですが、それでも環境の変化には強い方では無いです。

 そこは矢張り分かって頂きたいですね。

 実際ここ最近はぼっこが出向したり同期がまた一人病気になって脱落したりと心を痛めている事が多いと言うのに、それに加えて今度は業務内容の刷新です、それは変化が大き過ぎます。

 私はこれまで上手くやって来た方だと思いますが、しかしそれでも中々しんどい面が有ります。

 まあ病人なんてそんな物です。

 特に精神病患者って体調が或る程度安定している人は、普通の健常者と変わらないと見られてしまうので、そこで結構誤解を受け易いのです。

 私も実際そうだと思います。

 何しろ普段の私って確かに言動でおかしな箇所が全く無いとは言いませんが、健常者の中の少し変わった奴程度のカテゴリーに含まれがちです。

 そこまであからさまに病人病人していませんからね。

 でも胸中では色々葛藤が有るんです。

 それは理解して頂きたいですね。

 特に最近はお袋の事も有ってプライベートでもかなりしんどいのが現状です。

 そんな中で、仕事の面でも働きにくくなると、中々厄介な面が増えてしまいます。

 つまり何処にもホッと出来る場が無いのです。

 まあそれを仕事に求める事自体が間違いだとは思いますがね。

 でもな、あんなにがらりと変わってしまうと環境の変化が著しいですから、中々それに順応するのに苦労すると思います。

 仕方が無いですね、そういう職場を選んでしまったので。

 そんな中で、今日は良く頑張った方だと自分では思います。

 結局、私は会社の言う事を聞くしか無いのですが、実際問題出来る事と出来ない事が生じて来る物です。

 その内、出来ない事を出来ないと今日は言えた方だと思います。

 ここで変に引き受け過ぎるとそれはそれで厄介な眼に遭う事となりますからね。

 実際生活相談施設でも断る事を覚えるように言われて来ました。

 それでやって行くしかないです。

 一個一個考えて行って、出来ない物は出来ないと言います。

 それは会社への一種の貢献でも有ります。

 出来ない仕事を引き受けるよりずっと良いでしょう。

 その方が会社としても他の職員に仕事を回す事で上手く業務が進む物でも有ります。

 一種の住み分けですね。

 まあ今後どうなるか分かりませんが、少なくとも今日は余計な仕事を引き受けませんでした。

 それが一個私としても良い事だと思います。

 このまま頑張って行こう。

 明日も仕事です。

 六月は祝日が無いので、基本毎週せこせこ働いて行かないと行けません。

 頑張らないとなあ。

 でもそんな中で親父に会いに行かないと行けません。

 正直言うと結構怖いです。

 それこそ何をされるか分かった物では無いからです。

 お袋の事を報告するのと援助を求める事をしないといけないと思います。

 また親父の方も何か言いたい事が有るのでしょう。

 だから私を呼んだのだと思います。

 直ぐにヒステリーを起こす親父。

 何されるか分かりませんが、こちらはあくまでも冷静に動かないと行けませんね。

 しかし、それが許されるのかどうかが分かりません。

 或いは両者共に感情の爆発を起こしてぶつかり合う事も有り得ます。

 そうなったらもう地獄ですね。

 せめて私は冷静にいられるようにしないと。

 取り敢えず、今は粛々と仕事をこなして行きます。

 そういう事しか出来ませんものね。

 一日一善。

 明日をバーンと信じましょ。

 ドロン。