ただ思い出の中に彼女は生きていたんだろう | Q1999=Q-IIIの奮闘記

ただ思い出の中に彼女は生きていたんだろう

 今日から仕事です。

 もう憂鬱で仕方が無かったです。

 休んでいた期間が長かったので職場に行くだけでしんどかったですね。

 そして社内メールで矢張り乗っていましたがぼっこの出向。

 嘘で有って欲しかったですがそんな淡い思いも打ち消すような非情な現実に、何処と無い空しさと言うか寂しさと言うか、それを強く感じ取っています。

 ぼっこが帰って来る頃には今の会社にはいられないと思います。

 契約期間の関係で私はそんな長く働けないのです。

 それも有るので、ぼっことはもう職場で会う事は叶わないでしょう。

 ぼっこ、今思えば彼には救われて来ました。

 色々な愚痴を聞いてくれましたしね。

 ぼっこの方も色々と愚痴を言ってくれました。

 そういう一種健全な関係が築けていたと思います。

 きっと本当の友達だったんだなあと今思えば感じます。

 彼が新天地で上手くやって行く事を願って已みません。

 仕事は相変わらずです。

 期間が空こうが空くまいが関係無いのは仕方が無いとして、かなりまた元の負担に戻りつつ有る事は事実だと思います。

 掃除が増えましたしね。

 何と言いますか、矢張り私の扱いってそういうレベルなんだなあと思いました。

 でもそう言えば前職で働いていた職場でも障害者雇用の方が掃除ばかりさせられていました。

 まあそれは障害の特性上の問題でも有るのですがね。

 あの方と私はそもそもの障害の種類が異なります。

 なので全く同じ扱いになるとは思えませんが、それでも前職の施設に戻っても結局掃除がメインになってしまっていたのかもしれないと思うと何ともやり切れない思いがします。

 これで八方塞がりです。

 あんな掃除ばかりメインでさせられる職場に拘る必要は有るのかなあ。

 でも後二年働いたら退職金が出る扱いになるんですって。

 それも餌かもしれませんが、一つ目標になります。

 契約満了時に退職金も貰えれば嬉しいですからね。

 そこまで粘るのも有りかなと今日は少し前向きな気分になれました。

 ただそうやってずるずる引き延ばされるのも嫌なのですが。

 正社員採用が可能性として有るのかどうかも分かりませんし、仮に正社員になっても掃除だシュレッダー処理だとそんな仕事ばかりさせられては堪った物では無いです。

 大体掃除もシュレッダー処理も自分達でどうにか出来るでしょ。

 掃除なんか当番制にすれば良いだけの話ですし、シュレッダー処理も自分達で廃棄書類をシュレッダーに掛ければ良いんですからね。

 何の為に各オフィスにシュレッダーが用意されているのかを知るべきです。

 そういう小さな不満が沢山有ります。

 でもそれを吐き出す先が無いのです。

 そういう専門家を雇って欲しいです。

 一種のマネージャーみたいな感じで。

 と言うかそれが有るから障害者雇用って給料が安くなると聞きました。

 そういうマネージャーがいないのならば他の職員クラスまで給金を上げて欲しいです。

 何で私だけ圧倒的底辺を這い蹲らないといけないのでしょうか。

 私だって或る程度金が欲しいです。

 色々書類を捌いていると、どんどん出て来るんです。

 私、同じ部署の皆の給金も知っています。

 非常勤の方と同じ値段しか私は貰えていません。

 しかも非常勤って週に一回しか出勤されない方です。

 もう馬鹿にされた気分です。

 後は断トツで私の給料は安いです。

 それが信じられません。

 こういうのって何処に訴えれば良いのでしょうか。

 誰もそれをおかしいと思わないんですよね。

 それも信じられないなあと思います。

 一生懸命に働く意欲を殺がれてしまいます。

 例えば後もう三万円くらい給料が上がれば今の生活ももっと楽になります。

 他の皆は初任給でもそれ以上貰っています。

 それって差別に繋がりませんか。

 何故障害者ってそんな給料が安くても良いと思われているのでしょうか。

 これは別に今の会社だけ特別な訳では無いのです。

 前職でもろくに働かないのに高い給料を貰っているパートとかいましたからね。

 まあそれも一人だけでしたが。

 後のパートはまあかなり働いていましたから別に良いんですけれど、それでも彼等と同等以上に働いていながらも給料は低いままでした。

 特にワクチン接種会場は最悪でした。

 あんな毎日ボロボロになるまで働かされてそれで得た収入って時給換算だと周りの人よりも最低でも四百円近く違っていましたからね。

 中には凄く人格的に問題が有ったり、または仕事に全然真面目に打ち込まなかったり、そういう明らかに雇っていてはならないような奴もいたのに、そういう奴等にも収入面では大きく差を付けられていました。

 ふざけんじゃ無いよって話です。

 でも障害者だから、それで仕方が無いんだとされていました。

 そう言えば、ワクチン接種会場にダウン症ですかね、少しそういう怪しさを持つ方が働きに来ていました。

 その方は全然仕事も出来ず、何よりコミュニケーションに難が有って、またついでに言うと接種会場の看護師とも揉めて、それで謝る事が出来ない人間でしたが、私よりも明らかに障害レベルが重たいのに、障害者雇用として働いている訳では無かったので他の人と同じレベルの給金を貰っていましたね。

 それがどれだけ惨めな事か分かりますか。

 あんなのにも私は劣るとされたんです。

 実際その方はパソコン作業も出来ず、証明書発行も出来ず、接種者の持って来た書類チェックも出来ず、ろくな仕事が出来ない方でした。

 それだと言うのに私よりも給金を貰っていたなんて本当に信じられません。

 一体誰が障害者雇用は安い賃金で働かせて良いと決めたのでしょうか。

 国ですか、都ですか。

 もう全くふざけんじゃないという世界です。

 私、矢張り障害者雇用で働くのは損だと思います。

 でもそうしないと通院日が確保出来ないのです。

 それが一番ネックです。

 病院と言う物と切っても切り離せない関係になっている我々は、どうしても定期的に休まないと行けません。

 そこさえクリアーすれば、一般雇用に切り替えたいです。

 現に今の職場でも、同じ部署で矢張り精神的な病で苦しんでいる方がおられるのですがその方は障害者雇用で雇われた訳では無いので、相応の賃金を頂戴しています。

 しかしはっきり言って私よりも勤怠が不安定です。

 それでも許されるのならば、私も一般雇用の方に移りたいです。

 そうすればこの惨めな低賃金生活からも脱する事が出来ます。

 結局障害者って人として扱われていないんですよね。

 それが如何に空しい事か分かっては貰えないでしょう。

 私を一人の人間として扱ってくれた職場は障害者雇用で働いた所では今の所一社だけです。

 そこは就労時間こそ短かったものの、時給で健常者との差を付ける事は無かったです。

 ただ先述の通り、就労時間が短いのです。

 それが難点でしたね。

 結局就労時間を延ばす為に転職しました。

 何か凄く生き辛い世の中です。 

 それで有りながら、私の会社を素晴らしい所だ褒め千切るだけで全く会社側に立ってしまう就労支援施設。

 もう私には味方がいません。

 苦しいですが、ぼっこもいなくなった以上、孤独に戦って行くしかないようです。

 取り敢えず、明日も仕事です。

 頑張ります。

 一日一善。

 明日をバーンと信じましょ。 

 ドロン。