少女が作ったロボット | Q1999=Q-IIIの奮闘記

少女が作ったロボット

 今日はまあまあでした。

 ちょっと頭の中のぐるぐるが治まっていた方です。

 もうクリスマスなんですね。

 という事で、毎年恒例の『機動戦士ガンダム0080ポケットの中の戦争』を見始めました。

 明日に掛けて見て行く予定です。

 この作品、富野由悠季から外れた最初の『ガンダム』なんですよね。

 それでもこれだけのクオリティーを誇れるなんて素晴らしいです。

 私は富野由悠季の『ガンダム』が滅茶苦茶好きです。

 色々言われている『∀ガンダム』も『Gのレコンギスタ』も好きです。

 でも富野監督の関わらない『ガンダム』ってそこまで良さを感じられません。

 特にハマらなかったのが『SEED』と『00』ですね。

 一応世間的には評価が高いようですが、私は全然好きになれないのです。

 宇宙世紀では無いからかなあ。

 でも『UC』もそんなに良い作品だとは思えません。

『ナラティブ』も良いとは思えません。

 他にも富野監督が携わっていても『新約版Z』も好きになれません。

 中々良い作品に出会えませんね。

 そんな中『ポケットの中の戦争』は私滅茶苦茶好きなんです。

『スターダストメモリー』も嫌いでは無いですが、『ポケットの中の戦争』の方が私は好きです。

『スーパーロボット大戦』では完全にネタキャラになった作品ですが、私は純粋に本作を高く評価しています。

 ザクII改でガンダムを倒す。

 凄く浪漫が有る展開ではないですか。

 後クリスチーナ・マッケンジーが可愛過ぎます。

 キャラクターデザインが良いんですよ。

 それとメカニックデザインも私は滅茶苦茶好きです。

 ザクII改もリック・ドムIIもゲルググJもね。

 ハイゴッグやズゴックEも好きなデザインです。

 そしてケンプファーですよケンプファー。

 凄く好きなモビルスーツです。
 連邦系のモビルスーツも好きですね。

 ジムコマンドとか、ジムスナイパーIIとか。

 そして何よりアレックスですよ。

 全ガンダムの中で私の好きなガンダムの内の五本指に入るマシーンです。

 チョバムアーマーを装着している武骨な姿も良いですが、劇中に出て来ないシールドとビームライフルを構えた姿もまた良いです。

 結構描写としてはどうしてもサイクロプス隊に感情を揺さ振られる事が多いので、アレックスの暴力的な場面が残酷に光りますが、それでも戦争とはそういう物なのでしょう。

 個人的には穴だらけになったケンプファーのコックピットが非常に生々しかったです。

 そんな『ポケットの中の戦争』ですが、矢張りバーナード・ワイズマンの格好良さは特別です。

 あの最後のビデオメッセージは涙無くしては語れません。

『スパロボ』だとザクマニアだったりナンパ師だったりもう滅茶滅茶でしたが。

 そして忘れられていますが、主役はアルフレッド・イズルハなんですよね。

 クリスでもバーニィーでも無く、アルが主役です。

 それなのに、全然その事は忘れられがちで。

 まあ『ガンダム』がロボットアニメなのでモビルスーツに乗れないキャラクターが主役になるというのが難しいんでしょう。

 そんな『ポケットの中の戦争』ですが、宇宙世紀のシリーズでは私が一番好きなストーリーかもしれません。

 短いストーリーですが、上手く纏まっています。

 それにしてもアレックスが若しもアムロの手に渡っていたらシャアは無事では済まなかったろうなあ。

『Gジェネレーションスピリッツ』ではアレックス滅茶苦茶強かった印象が有ります。

 マグネットコーティングが非常に優れたアビリティーを持っていましてね、ガンダムMK-II以上に強い印象でした。

 それにチョバムアーマーまで身に着けると物理攻撃相手にはかなり強くなりました。

 ただチョバムアーマーを装着していると武装のバリエーションがかなり少なくなるのが欠点ですが。

 アレックスはそれだけ優遇されていました。

 はっきり言って一年戦争最強クラスのモビルスーツだと言えます。

 しかしそれをゲリラ戦とはいえ単機で倒してしまうバーニィーが凄いですよね。

 おまけに扱っている機体がザクII改だというのがまた良いです。

 因みに私は『機動戦士ガンダムF91』も好きなのですが、あれもそんなに評価されませんがシーブック・アノーって滅茶苦茶凄いパイロットなんですよ。

 で、何が言いたいかと言うと、バーニィーもシーブックも声優が辻谷耕史で同じなのです。

 その辻谷耕史がもう亡くなられてしまって新しく彼等の声を聴く事が出来なくなりました。

 どちらもキャラクターに合った声だったと思います。

 バーニィーはもう『スパロボ』の参戦する事が難しいでしょうが、シーブックはまだシーブックだけでは無くキンケドゥ・ナウという立ち位置でも声を当てる可能性が出て来ます。

 それももう聞けなくなってしまいましたが。

 辻谷耕史、本当に良い声をしていました。

 好青年を演じればきっと彼に敵う声優は少なかったでしょうね。

 もうバーニィーとシーブックの声は聞けないんですね、それが悲しいです。

 まだこの頃は『ガンダム』自体が今程展開していなかったのですが、その分かなり練られた設定を込められていました。

 ガンダムもうじゃうじゃいなくって。

 私『第08小隊』も嫌いでは無いですが、陸戦型ガンダムは無理が有るなあと思いました。

 一方その後も一年戦争関連でガンダムはどんどん増えていって。

 そこまでガンダムが沢山現れるの私は好きでは無いです。

 ブルーディスティニーは好きでしたが、まあそんなレベルですよ。

 後はそんな好きになれませんでした。

 そもそも『機動戦士ガンダム』自体私そこまで好きでは無いんです。

『Zガンダム』辺りから本格的に好きになりました。

 そして『∀』という素晴らしい作品に出会えました。

 そこから他の作品も見出したんです。

 そして『機動戦士Vガンダム』ですよ。 

 あれは凄い作品ですよ。

 本当に痛みを感じる作品でした。

 ウッソが兎に角可哀想でした。

『ガンダム』も『水星の魔女』は面白かったですが、『鉄血のオルフェンズ』は好きになれなかったなあ。

『ビルドファイターズ』系も好きでは無いです。

 取り敢えず今年も『ポケットの中の戦争』を見てクリスマスを過ごします。

 本当に良い作品ですね。

 クリスマスは、そうやって過ごすのが私なりの楽しみです。

 この頃のガンダムはデザインがシュッとしていて良いなあ。

 取り敢えず明日クリスマスなので、バーニィーのビデオメッセージを見て泣くとします。