数年前、
あるパーティーに呼ばれ
出席しました。
そこには著名な方が
たくさん出席していました。
そこで、
ある男性に会いました。
お互い自己紹介をしていると、
その人が
テレビなどでも取り上げられる
有名な人だと知りました。
話し始めて
1分くらいしたときでしょうか。
「おお！○○くんじゃない？
こんなところで会うなんて～！」
と言いながら、
別の男性が私たちの話に
割り込んできました。
そして
「○○くん、一緒に写真とろう！
あ、君、写真撮ってくれる？」
と私に携帯を渡しました。
私は頭の中が？？？マークで
いっぱいになりました。
だってそうでしょう？
話している途中で
割り込んでくる人っている？
しかもいきなり写真撮れだと？
割り込んできた人は
やっぱり有名な人でした。
超失礼な人なんですけど、
と思いつつも、
私は「いいですよ」と笑顔で
写真を撮ってあげました。
その後、○○くんはその人に
「紹介したい人がいるんだよ～！
こっち、こっちー！」
と、嵐のように
連れ去られていきました。
ぽつーん
と、取り残される私。
...なんやねん、マジで。
こんなことフツーある？
その後私は、気を取り直して
別の人たちと交流していました。
しばらく
パーティーを楽しんでいると、
先ほど割り込んできた男性が
私に話しかけてきたんですよね。
それで私は
違和感を覚えたんです。
なぜなら、ものすごーく
礼儀正しかったからです。
私はまた頭の中が
？？？マークで
いっぱいになりました。
え？さっきと同一人物？
なんか全然
態度が違うんだけど、
どうなってるの？
それが、
あるパーティーでの出来事。
それから数週間後、
パーティーで
○○くんと呼ばれていた人から
メッセージが届きました。
私の1冊目の本を読んでくれたようで、
その感想を書いてくれていました。
あのとき1分しか話してないのに、
本を読んでくれたんだ～！
ととってもうれしくなりました。
でも同時に、
あんなバタバタな出逢いで
何かタイミングが
ずれているとも思いました。
だからなんとなく
当たり障りのない返信を
してしまいました。
何回かメッセージの
やり取りをしましたが、
私はすべて、
当たり障りのない返信をしました。
なぜなら出逢いのあの場面が
強烈に印象に残っていて、
あんな失礼なことを
人からされたことが
なかったからです。
また、割り込んできた男性が
実はものすごく紳士なのに、
あんな勢いで
彼を連れ去ったことが
腑に落ちなかったからでした。
それから数か月後、
○○くんが事故で亡くなったことを
ニュースで知りました。
たった数回
メッセージのやり取りを
しただけでしたが、
私にとってそのニュースは
ダメージがあったようで、
その数日後、
彼を思い起こさせるような
場面になったとき、
突然人目もはばからず
号泣してしまったのでした。
...ついこの前、
彼に関するYouTubeが
上がってきました。
私はそのYouTubeを見て、
悲しくなったり、
心が揺れ動いたりしませんでした。
なぜなら
今はわかっているからです。
彼とは「縁がなかった」。
私のハイヤーセルフが
私たちが友人にならないように
邪魔をしたのです。
私たちがもし友人になっていたら、
私は彼が亡くなったとき
もっとダメージが
大きかったのでしょう。
ハイヤーセルフは
ときには誰かと
親しくなることを
妨害することもあります。
お互いの未来のために。
彼の未来永劫の幸せを
心から祈っています。
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