世の中には必要以上にネガティブな事柄に注目してしまう人が存在しています。
しかしそうした人たちをみてて感じるのは性格が悪いというわけでもありません。
物事をプラスの方向で捉えようと意識をしていても、かえって逆にマイナスの方向へと考えが進んでしまうような・・・
どうしてもネガティブな方向へと意識が向いてしまう人というのが存在するのですね。
カナダのブリティッシュ・コロンビア大学の研究によると
そうした人たちは「世の中のダークな面ばかり見る遺伝子」を持っているのだという事がわかりました。
そのダークな面ばかりみる遺伝子が、目に映るこの世界をネガティブな方向で捉えてしまうのだそうです。
200人の被験者を対象にし、
ポジティブ、ネガティブ、ニュートラルな単語を見せて、被験者がどの種類の単語をより多く記憶しているかを調べてみました。
するとダークな面ばかりを見る遺伝子を持つ被験者は、そうでない被験者よりもネガティブな単語をより覚えている傾向があることがわかりました。
このダークな面ばかりを見る遺伝子は「ADRA2b遺伝子」と呼ばれています。
このダークな面ばかりを見る遺伝子を持っている人は、ニュートラルな世界をネガティブな視点で見るようにプログラムされているようで、「人混みの中でも怒り顔に目が行く傾向がある」と、カナダのブリティッシュ・コロンビア大学心理学者レベッカ・トッド教授は言っています。
私はネガティブもポジティブもどちらも人間は持っているものだと言っています。
ですから自分の中にあるネガティブな発想などは排除するのではなく、そうした自分も認めそれがわかった上でニュートラルな状態へと自分を置く事が大切だと伝えてきました。
また私たちの危険を回避する能力というのはネガティブな記憶や遺伝子があるからこそ発揮されていますね。
あなたが必要以上にネガティブに囚われているとすると、それは遺伝子なのかもしれません。
時々どうしてもネガティブな考えに囚われてしまい頭がおかしいのでしょうか？という事をきかれる事がありますので今日はこの記事を書きました。
こうした遺伝子の仕組みなども理解した上で、あなたの人生をどのように感じ、世の中をどのようにみていき、またどのようにあなたが人生を経験していきたいか？などを感じてみるといいのではないかと思います。
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