次から次へと押し寄せるお客様
こんにちは、よしまるです。
昨日、ガス漏れと消防車騒ぎで朝から臨時休業となったダブルワークのラーメン屋さん……。
昼の本業の会社帰りにお店の前を通ったら、お店はもちろん燃えてはおらず……。シフトについて確認すると、予定通り夜から出てほしいとのこと。一度家に帰ってから、ユニフォームに着替えて出勤しました。
この日は夜の営業のみで、スタッフはわたしとS崎さん(←※正社員さんです)の2人体制。閉店までの約2時間、「まったり働いて帰るか……」なんて考えていたら、とんでもない! わたしが厨房に立った瞬間から、次々と押し寄せるお客様たち……。![]()
あっという間に満席!(※画像はイメージです)
お仕事帰りのおひとりさま、ジムの帰りっぽい女性のお客様、サラリーマンの2人連れ、パチンコ店から流れてきた3人連れ、学生さん、カップル(女の子は可愛くて男がイケてなかった。笑)、カップルその2(女性=20代前半の美人、男性=おそらく30代で横浜流星風のイケ面。ムカつく!)など、あっという間に満席に!! どんどんたまるオーダーを捌(さば)くべく、マシンのようにラーメンの調理を続けます。
……が、しかし! ここで大きな問題が……。この日の相方(ホール係)はS崎さん。S崎さんといえば、このブログにも度々登場しているように、なかなか個性的な社員さんであり……。しかも、「物事の優先順位がつけられない」というADHD的な素養もある方で、これがこうした繁忙時には大きなハンデになるのです。
S崎さんはメガネをかけてボーっとした、ちょうどこんな雰囲気の男性です
案の定、
“出来上がったラーメンのご提供”
×
“お客様が帰ったテーブルのバッシング”
×
“新規で入店されたお客様のご案内”
と、タスクが3つ重なった瞬間に、自分が何をして良いか分からなくなり、立ち尽くしてしまいました。S崎さんの中で時間が停止してしまったようです。これをわたし達スタッフは、「S崎さんの“ザ・ワールド”状態」と呼んでいます。5秒だけ時が止まるのです。
時を止めるスタンド“ザ・ワールド”。『ジョジョの奇妙な冒険』(荒木飛呂彦)より
そうした時は、「S崎さん、〇〇してください! 次は〇〇で、その後に〇〇です!」と、タスクをこなす順序を示しながら指示を出してあげます。すると、S崎さんは動き出します。でも、調理をしながらS崎さんのタスクも確認するのは……負担が大きいのです! この時も体温が上がって、汗がタラタラと流れ落ちてきました。
そして、閉店まであと一時間というところで、ついに事件がっ! バッシング(お客様の食器を下げてテーブルを拭く作業)に夢中になるあまりに(※この「ひとつのことに集中して他のことに気がまわらない」のもADHD的な傾向です)、シンクに食べ残しの食材を放り込み過ぎて、水道が詰まってしまいました!
あれはバッシングと食器洗いをしながら、食べ残しを適宜ゴミ箱に廃棄しないといけないんですよ。食べ残しを大量に放り込んだら、詰まるよそりゃ。水が流れないんだもん……。
水道が詰まった!
そこからS崎さんは、水道の詰まりを直すために戦線離脱……。わたしがほぼ一人でラーメンの調理とホール係をこなすはめになりました。いい加減にしてよ、もう。
結局、ラストオーダーの時刻までお客様が途切れることはなく、客席も厨房も大混雑のまま閉店。厨房の清掃とメンテナンス作業を終えたのは深夜零時過ぎ。くたびれたわー
S崎さんは終電の関係で先に帰宅。しかし、この時点で水道の詰まりは直っていません。今日の営業は大丈夫なのか? まあ、今夜わたしはシフトに入っていないので、関係ないですが(笑)
というわけで、久々に体験するカオスな時間でした。あんな混雑する状況でも、相方が“黒木華似の18歳”だったら、スムーズにこなしてくれるんですけどね。仕事ってたいへんなものだけど、一緒に働く人に足を引っ張られるのって、2倍疲れますよね……。
では、今夜は疲れを癒して、また明日からダブルワークをがんばりたいと思います。お読みいただき、ありがとうございました。






