そして全てを失う
昨日の続き……の前に、アメブロのトップページに表示される「あなたが1年前に書いた記事」というのを読み直してみました。ひどいですね。相変わらず、フーゾクへ行ってるし。ある意味、元気だな、おい。
↓
今はギャンブル断ちを1ヵ月以上続けているし、フーゾクも行ってません。お金ないんで。いくらかマシになったのか、ただ貧乏になっただけなのか……。
といったところで、あらためて昨日の続きです。
第1回ジャパンカップの優勝馬・メアジードーツ(アメリカ)
1998年11月29日、その日のわたしは50万円の現金を財布に入れて、朝から府中の東京競馬場へ出掛けました。ジャパンカップの開催日でしたが、事前の応募や予約なしに現地入りできました。やっぱり、日本ダービーや天皇賞の方が人気があるので、ジャパンカップは特に入場制限などは布(し)かれていなかったのですね。
メインレースのジャパンカップで勝負する……はずでしたが、ギャンブル依存症の脳はそんなに冷静でいられるはずもなく、第1レースからちょこちょこと賭け始め、メインレースを迎える頃には手持ちの現金は40万円ほどに減っていました。
そして、いよいよジャパンカップ。わたしが馬券の本命にしたのは……、
エアグルーヴです。
エアグルーヴ
オークスの勝利、そして、前年のジャパンカップ2着の実績。そして、東京競馬場で抜群の強さを発揮するトニービンの産駒というデータから、このコを本命に抜擢。1番人気だったスペシャルウィークには必ず先着できるという確信があり(※ギャンブル依存症患者あるあるの“謎の確信”ですが……)、ドカンと単勝馬券を購入。最終的に単勝オッズは4.6倍だったので、的中すれば184万円の払い戻しです。
もう一方の人気馬・エルコンドルパサーは1,800mまでしか距離経験がない点もネックでしたが、たしか騎乗予定の蛯名正義騎手がこの日のレースで騎乗停止処分を受けたんですよね……。「今日の蛯名さんはリズムが悪いなー」と感じたせいで、エルコンドルが勝つイメージを持つことができず、本命にすることができませんでした。
で、結果は――。
・1着 エルコンドルパサー
・2着 エアグルーヴ
・3着 スペシャルウィーク
“単勝を買えば2着になる”“2番人気を買えば3番人気が勝つ”という、「競馬あるある」を地で行く結果となりました
これ、2着とはいっても全然勝ちそうにない2着だったんですよねー。まさかエルコンドルがエアグルーヴを2馬身半もちぎるなんて想像もできませんでした……。スペシャルウィークに先着する、という確信は当たっていたのですが、馬券が当たりませんでした。
その後の最終レースで財布に残っていた数枚の千円札を突っ込んで勝負するも、当然のごとくハズレ……。たしか最終レースを勝ったのも蛯名騎手だったはずです。なんだよ、全然リズム悪くないじゃん。
※JCの次の最終レースも蛯名さんが勝ちましたよね? 間違っていたら誰か教えてください
これはウマ娘のエアグルーヴ。なんとなく雰囲気がありますね……
今でもYouTubeなどで98年のジャパンカップの映像を観ると、東京競馬場の3号スタンドで膝から崩れ落ちた時のことと、目の前を力強く駆け抜けて行ったエルコンドルパサーの雄姿が蘇ります。
でも、懲りないわたしはさらに負けを取り戻そうとして、12月10日に支給された冬のボーナスを、中山競馬場のレースで全額一点買いしてしまうのです。このお話は、また次の機会に……。
お読みいただき、ありがとうございました。