【言志耋録 35条より】 我輩の楽処と孔顔の楽処 | 静岡 浜松 駅近 ボディケアサロン Li・La・Mente~リラメンテ~ 熊谷亜紀子

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人間が本来持つ「自然治癒力」を引き出すお手伝い。デスクワークによる首こり・肩こり、五十肩、腰痛、目の疲れ、脚のむくみ、不眠、ストレスでお困りの方に。

【言志耋録 35条より】

吾が輩
筆硯(ひっけん)の
精良(せいりょう)を以て
娯(たのしみ)と為し

山水の遊適を以て
娯と為す

之れを
常人の楽しむ所に比すれば
高きこと一著なりと謂う可し


然れども
之れを孔・顔の
楽処に方(くら)ぶれば

翅(た)だに下ること
数等のみならず


吾人(ごじん)盍(なん)ぞ
反省せざるや

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自分は
精選された良い筆や硯(すずり)を
用いることを楽しみとしている

また
心のおもむくままに
山水に遊んで楽しんでいる

これを
普通の人々の楽しみと比べれば
一段優れているといってよいであろう


しかし
これを
孔子や顔回(がんかい)の
楽しむ所と比べれば

ただに
数等下るばかりではない


大いに
反省しなければならない


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『論語』述而篇より
孔子の楽処:

疏食を飯(くら)い
水を飲み
肱(ひ)を曲げて
之を枕とす

楽もまた
其の中にあり

不義にして富み
且つ貴きは
我において浮雲の如し


貧しき生活の中にも楽しみはある
不正による豊かさなど
はかなきものだ

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『論語』雍也篇より
孔子に評された
顔回の楽処:

一箪(たん)の食(し)
一瓢(ぴょう)の飲
陋巷(ろうこう)にあり

人その憂に堪えず
回やその楽を改めず


竹のわりご一杯のめし
ひさごのお椀一杯の飲みものといった
狭い路地での粗末な暮らしに粗末な食事
そんな貧窮の環境下でも
自分の楽しみを知る

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あなたは

どのような状況下でも
楽しみを知ることができます