プリズム | とどのつまりは桶屋がもうかる。

とどのつまりは桶屋がもうかる。

徒然なるその日暮らしの記録。

貫井徳郎「プリズム」を読んだ。

小学生教師の謎の死を教え子や同僚たちなど4つの視点から推理されるという多重解決ミステリ。各々が着地してほしい推理にたどり着いていくという思考の怖さと浮かび上がる被害者像。決着は読者がしなければならず、モヤモヤしたものが残る。ひとつの事件を多角的に推理するという点は面白かった。