真面目に悩んでいるルーにカルモは見た目は若江穴井が困った顔をししばし考えてから口を開いた。
「別に、立派なのを作る必要はない。雨露さえしのげればそれでいい」
「…ただでさえ墓地なのに、こう、ボロボロなのは怖いと思うの」
ルーは真剣な顔で言う。
墓地もあり教会もあり、実際による出歩くのには向かない。
慣れているルーでさえ、たまに怖いと思う時もあるのだ、そこに、自分が作るボロボロの犬小屋を想像してみた。
むしろ犬小屋がわからないのでなんだかわからないものが出来上がりそこに犬がいる。
そして、侵入者に唸るのだ。
「…やっぱり若干怖い」
「…犬小屋だけなら…その首輪を買った店に行けば、あるだろう」
「あ、そうか…うん、聞いてみる!」
ルーはそういいながらニコニコしながら頷き、そのままギルドを出る。
そのまま、子犬の首輪を買った店に相談に行くことにした。
「…犬小屋かぁ…大きくなったら、家の中に入れてたらだめなのかなぁ…」
しょんぼりしながら子犬を撫でると気持ち様さそうに目を細める。
拾った犬をを育てたことはあったが今後がわからないのでルーは若干困った表情でそのまま歩いていった。