もしかして?(検査前) | エンディングノートtruth

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生い立ち・記録・遺書

「一人では生きられない」

元恋愛依存の病的な発言ではありません。

実は、毎月きっちり来ていた生理が
ニ週間遅れています。

もちろん避妊はしていますが、
妊娠の可能性が無いとは言えないのです。

まだ、健康だった頃
喧嘩の絶えなかった両親、家族を捨てた父をみて育ち、
恋愛依存の反動で回避(男性不信)になり
結婚に夢や幸せを感じられ無かった私でも
母性だけは強く。

精子バンクから提供してもらってでも
シングルマザーとしてでも
子供が欲しいと考えていた頃がありました。

18歳から世帯主として
精神障害のある母と妹を働きながら養い、看護し、家事の両立もしてきた。
一人でも、いや…
男なんて頼りにならないし世話が増えるだけ。
一人の方が、ちゃんと育てる自信があったのです。

30歳を過ぎて
友達に一人でも母になりたい気持ちを
真剣に話したところ
「子供のためを考えたら、一人でなんて無理。身勝手過ぎる。」と叱られました。

反撃はしなかったけど内心
「子供や健全な家族、ご両親に恵まれている人に、メスとして溢れる母性や寂しさが理解できるわけない」
「私は孤独だったからメンタルが弱くなった。子供(愛)があれば強くなれるんだ。」と
傷つきました。

その数年後、私の心臓は崩壊。
独居であるため
体調が悪くて、倒れようが入院しようが
協力してくれる家族も居らず
自分の家事や日常生活さえ
しんどくなりました。

その後は、恋愛することも無く
常に寂しく
孤独に死ぬのを待っていた。

まさか自分に好きな人
恋人ができると思わなかった。

私は心臓疾患とPTSD
彼は統合失調の障害があります。
私達は誰かに援助してもらわないと
生きられないのに
子供まで産んでしまっては申し訳ない。

出産に私の心臓が耐えられるかも分からない。

たぶん・・・
彼は穏やかで優しい人だけど
障害者の作業所に通うのがやっとで
家事はお母さん任せの
彼に子育ては無理でしょうから
私が死ねば
誰かに協力して頂くか
育てて頂くことになります。

彼と、私の母が統合失調。
統合失調の遺伝確率の高いのも心配です。
何か障害があれば、子供も援助が必要となります。

障害については、
先天性では無くても事故や病気で
障害になることもあるし
リスクの高さや確率だけの判断で
健常かそうでないかどちらにしても
芽生えた命、我が子を堕胎したくないと思っています。

ただ、生む前に
ハッキリした障害があると分かれば
正直悩みます。

それは一般的な差別心ではなく
私たち自身や、母親の病気で差別を受け
不自由で辛い思いをした経験から
その苦しみを知っているからこそ
我が子自身や周りが苦労することを分かってるのに
生まれてきて幸せなのか…
子のために悩んでしまうのです。

一方、たくさん苦しんだ末に出会った彼といることで
幸せも感じています。
障害者が幸せを感じられないとは限らないことも知っている。


ただ・・・
「一人では生きられない」
今は、この現実を痛感しています。

神様に
一人で生きられるとおごった自分を反省し

人に感謝したり
命や生きる事や責任を考える機会を
与えて頂きました。

そして、妊娠検査薬の判定が出るまでの
束の間
一生の後悔だった
妊娠の喜び、不安、子の幸せと健康を祈る母の気持ち母性を感じさせて頂きました。

メンタルのお薬は最大限に減薬し
花粉症のお薬も止め、
頭痛がしても鎮痛剤を使わず我慢しました。
タバコやお酒も我慢。

そして今日・・・
スーパーマーケットに行った際に
人がぶつかって来そうになった時
自然とお腹を庇って
守ろうとした自分に母性があることを
感じました。


万が一妊娠していれば
彼と相談し子供の幸せを最優先に思慮します。

妊娠でなければ、
これからも避妊をして
子供は諦めようと思います。

これも神様が、
不幸が重なり母になれなかった
恨みや後悔で悲しく終るはずの人生を

自身で「子供は持たない」ことを
選んだんだと納得させてくれたのだと思いたいです。