2017年4月20日に、東方神起のユンホは兵役で所属していた第26師団を除隊した。彼は報道陣やファンの前で「軍隊生活を本当に興味深く過ごしました」と語った。その日から2年が経過した。この間、ユンホはどんな活動をしてきたのだろうか。

写真=Miwako Takahata
ドラマに主演
除隊した日に、ユンホはこう語っていた。
「社会ではユノユンホでしたが、すべてを置いて軍隊へ行きました。第26師団の軍楽隊で服務をしましたが、幹部の方々や一緒に過ごした戦友たちも人間チョン・ユンホとして接してくださり、その中で私が成長する契機ができたと思います」
また、除隊後の活動について、次のように抱負を述べていた。
「兵役の間に私が考えていたものをお見せしたいと思います。ずっと待ってくださったファンの方々もいらっしゃいますし……。待ってくださった時間以上にお応えしたいと、たくさんのことを準備しています。後でかっこよくお見せいたします」
こうして芸能界に復帰したユンホは、最初にドラマ『メロホリック』に主演して、人間の心が読める超能力者を演じた。
その制作発表会が2017年10月30日にソウル市内で行なわれたが、芸能活動を再開できた喜びを素直に見せる彼の姿が印象的だった。
さらにユンホは、MBCの『Dunia』に主演。多くの仲間を束ねるリーダーに扮していた。
その『Dunia』の制作発表会は2018年5月24日にソウル市内で行なわれたが、会場にはユンホのファンから送られた大小様々な米花輪が飾られていた。
スタッフは米花輪について「50個くらいあります。この後、飾られた米は必要としている方々に寄付されますので、とても意義ある物です」と説明していた。
このように、米花輪ではファンの応援したい気持ちが明確な形になっていた。
海外アーティストとして初めて
タイトルの『Dunia』はスワヒリ語の「地区」を表す言葉。モバイルゲームの『野生の地、ドゥランゴ』をモチーフにして作られた作品で、既成の番組とは全く違う新しいプログラムとして、MBCも特に力を入れていた。
その制作発表会では、ユンホが「演じた役そのままにリーダーシップを発揮して共演者を勇気付け、全体をまとめながら撮影がとてもよく進行していった」というエピソードが紹介されていた。
もちろん、ユンホとチャンミンの東方神起もエネルギー全開だった。
2018年6月8日から10日まで3日連続で東方神起は横浜・日産スタジアムで「Begin Again」のラスト公演を行なった。日本でも最大級の競技場である日産スタジアムで、3日間連続のライブ開催は史上初めてのことだった。
これによって、同一ツアーでは海外アーティストとして初めてとなる100万人の観客数を記録した。
そのツアーの締めくくりはあいにくの雨だったが、7万3000人のファンが東方神起の素晴らしいステージを堪能した。
これまでにない東方神起
東方神起は2018年に「日本で1年を通じてライブ動員数が一番多かったアーティスト」に認定された。
そして、2019年1月20日には「東方神起 LIVE TOUR 2018~TOMORROW~」の最終公演を京セラドーム大阪で行なった。
MCでは、アルバムタイトル『TOMORROW』に込められた意味をユンホが「すてきな明日に向かって今を大切に生きていこう」と解説していた。
記念すべきことに、2019年は東方神起にとって15周年イヤーだ。その人気の持続力は驚異的ですらある。それは、彼らが年ごとにさらにパワーアップしているから可能なことなのだ。
ユンホは2019年に向けて決意を新たにした。
「これまでにない東方神起をお見せできると思いますので、楽しみにしてください」
この表現に込められたユンホの決意に期待が高まる。
文=「ロコレ」編集部