因果応報 | Integrity

Integrity

成長拡大の陰に裏方あり。
総務部という会社を守るディフェンダーの立場として、自己啓発・自己成長の記録をここに記します。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 『因果応報』     第121号 2019年7月9日
─────────────────────────────────

仕事を頑張って頑張って、
しかもある程度の結果を残した。


そしたらご褒美が欲しくなりますよね。


サラリーマンの場合は、これが昇進・昇給だったり、
賞与に反映されたりということが普通なわけですが、

必ずしも給与・賞与に反映されることだけが
報酬じゃないんじゃないかなーって思っています。



会社としては正規社員として雇用した以上は、
教育する義務があると思っています。

ただ社員としても会社に貢献するという姿勢があることが
大前提ですけどね。


そうじゃない人も結構多かったりします。
そうじゃない会社も結構多かったりします。



会社としては毎月固定給を払っている以上は、
それに見合うだけの労働を提供してもらわないといけない。

まぁこれは当たり前っちゃ当たり前です。



でも「それに見合うだけ」ってどうやって判断すんの?
っていうことが非常に曖昧。


だから場合によっては職責を厳密に分けるケースもあれば、

何となくふわっとしたままで、
これぐらいやって当然だろうっていうスタンスの会社もあります。



まぁそれは会社の方針なので、どちらが良いとは言えませんが。

働く人のリテラシーにもよるので、
ケースバイケースです。



逆に労働者側としても、毎月固定給が支払われるのが当たり前、
って考えちゃうと、

なんでこんなに忙しんだ、
なんでこんなことしなくちゃいけないんだ、

とか、

会社は売上売上ってうるせーよなー、
もっと社員のこと考えて欲しいよなー、

とか、


そんな感じに成り下がります。



お互いイーブンな関係で、
お互い大人な対応ができる方がいいと思うんですけどね。



さて話が逸れましたが、

仕事をやることの報酬は、その対価(=お金)や評価
だけじゃないかなと。



仕事の報酬は、仕事だという考え方があります。

僕はこれはあながち間違ってないかなと思っています。



ただこれはさっき言った、会社と労働者がお互い対等な関係で、
お互い大人な対応ができることが前提になります。


だって、仕事の報酬が仕事って言ってるんですよ。


もしアレな人だったら、頭おかしいだろ!って言いかねない。



でもあながち間違ってないかなと思うのは何かと言うと、


会社に入ってサラリーマンとして仕事をするのって、
昔であれば当たり前だったですが、

今はいろんな働くスタイルがあるので選べる世の中ですよね。

(そうは言っても、厳密には本当に自由に選べるかと言ったら
 難しいケースの方が多い気がします。)



だから、サラリーマンは、一つの働き方に過ぎない。

でもサラリーマンを選ぶ理由やメリットがあるわけです。



それはもちろん、毎月一定の給与が入ってくるというのも
魅力の一つなわけですが、

会社に所属しているからこそやりやすい仕事があるから、
ってのもありますよね。



そしてうまいこと行けば、

自分のやりたい仕事を、自分のやりたいようにできる
チャンスもあるわけです。


会社の力を使ってね。



それが、仕事の報酬は仕事だという意味です。



別の言い方をすれば、裁量が増えるということでもあります。



特に管理職に昇進した人にとっては、

たとえば部下ができてチームで仕事に当たることができるようになる。
自分がそのリーダーとして。


または自分の決裁権が大きくなることで、
いちいちお伺いを立てなくてもいろんなことを進められる。



僕はその意味で、仕事の報酬は仕事、

どちらかと言うとやらされる仕事が多かったのが、
自分が能動的にやる仕事の幅が広がるということと、

自分の裁量が増えることでやりたいるようにできるということが


やはり何よりの報酬なんじゃないかと思っています。



そして、給料は後から自然についてくる。


そう思うわけです。



そのような意味で、僕は管理職を目指して欲しいと思う方だし、

あんまり労働時間とかを気にせずに、
まずは自分の実力をつけるということを念頭に置いて
ガシガシ働いて欲しいなって思う方なんです。


労務的にどうこうとか、そんなのちっちゃな話ですよ。



働き方改革ってめっちゃ流行ってますけど、

そんな改革されないと労働力が守られない世の中に
なっちゃってるんだな今は、ってちょっと悲しいぐらいです。



多分、働き方改革で、一般的な人の反応は、
会社はこれで何してくれるんだい?ってことなんだと思います。


そして働き方改革に沿ってちゃんと労働者を守ろうとしてくれるのか、
そういう目線で会社を見る。



会社は会社で、働き方改革って、なんて改悪なんだ。
中小企業いじめの施策だ!って怒り出す。



確かに中小企業にとって、一番ダメージがデカイのは
人件費が上がることなので、

有休の強制的消化とか、
最低賃金アップとか、

マジで苦しいんだと思いますが、


逆にこれはお互いにとってチャンスだと思ってます。


何の?


労働者と会社のマッチングを図るのに絶好の機会なのではと。



労働者側からすれば、ちゃんと有休をくれるように
動いてくれる会社なのかを見ればいいし、

逆に会社側からすれば、労働者は何を目的に働いて
くれてるんだろうっていうことを見ればいい。



多分、この働き方改革でワーワー喚く人は確実に
「会社にとっていらない側の人材」っていうレッテルがつきます。

要注意人物として扱われて、徐々に仕事がなくなって行く。


だっていない方が安全なんだもん。



やっぱりいて欲しい人材って、

ちゃんと会社に貢献する意思があって、
質の高い仕事を提供してくれる人じゃないですか。


そういう人だからこそ、高い給料を払おうと思うわけでして。



だから、仕事はそこそこなんだけど反発してくる人材なら、

この隙にどんどん窓際へ追いやって、
最終的には辞めてもらえるようになっちゃうと思います。


そして、その浮いた分の給料を他の人に回す。
場合によっては新しい人材を採用する。



労働者からしてみれば、こんなに売り手市場の世の中なんだから
会社は選びたい放題だと思うと思いますし、

実際そうなんだと思います。



でも同じように、会社も労働者を選ぶことができるんです。

もちろん日本では自由に解雇はできませんよ。

解雇するには相応の理由や状況が必要です。



でも優遇しないことはできます。

表立ってやるかどうかはともかくとして。



お互い選ばれる立場なんだっていうことを理解して、

意見するならまっとうな意見を堂々とすればいい。


お互い良い関係でいられるように正々堂々とね。



ということでまとめると、

仕事をすればするほど、スキルはついて行くし
結果もついてくるようになります。


その時に、ちゃんと評価はついてくるはずなので、

どちらかと言うと、


もっと責任のあるやり甲斐のある仕事を任され、

しかもその仕事をするに当たって裁量も増えるということを
喜べるような人材であって欲しいし、

当然自分もそうありたいと思っています。



━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 ブログ  『Integrity』
─────────────────────────────────