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『読むだけで絶対やめられる禁煙セラピー』(著書紹介15)
第112号 2019年6月30日
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本日は週に一度の書評の日。
今日ご紹介する本は、自己啓発書でもビジネス書でも
どちらでもありません。
かなり個人的なご紹介となります。
てなことを言い始めると、
これまでご紹介した本はどれも個人的なご紹介なので、
まぁそれは良いとします。
ただビジネスとか仕事とか、目標達成だとかには
まったく関係のない本です。
『読むだけで絶対やめられる禁煙セラピー』(アレン・カー著, 阪本章子翻訳)
https://www.amazon.co.jp/dp/4845405059/
こちらの本を紹介するということから分かる通り、
僕は喫煙者です。
いや、喫煙者でした。
いつかはタバコをやめたいなとはずっと思っていて、
いろいろタイミングが合ったので、
じゃあいっちょやめてみるかとなったわけです。
過去何度か禁煙を試みて、
その度ごとに失敗してきたという経歴を持っているので、
どうなるかわかりませんが、
とにかくやめてみようと思った。
だからまたもう一度、禁煙します。
で、ですね、
僕がいつも禁煙するときに読む本がこの本なんですね。
初めて読んだ時は衝撃的でした。
なるほどと思いました。
もしこの本の存在を知らなくて、
これから禁煙しようかなと思ってる方がいたら、
ぜひこちらを読んでみてください。
強くお勧めします。
<赤線メモ>
どうしてやめられたのか、答はなかなか見つかりませんでした。
しかし、それは後ろから前へ答を探していたから、
つまり「なぜ簡単にやめられたのか」ばかり考えていたからです。
本当に大切なのは、「なぜ禁煙が難しいのか」を理解することです。
「誰でもタバコはやめられる。それも簡単にやめられる」
基本的に人は「恐れている」からタバコを吸います。
「なぜタバコをやめたほうがいいのか」を考えるとかえって禁煙が難しくなります。
喫煙とは本当に不思議な行為です。
ただ他の人がそうしているというだけの理由で吸い始め、吸い始めた誰もが
「こんなもの時間とお金の無駄だ、始めなければよかった」と悔やんでいます。
喫煙者にタバコを吸う理由を考えさせると、だいたいが「習慣の問題」という結論に達します。(中略)
しかし残念ながら、喫煙を「習慣」と見なすのも非論理的な発想です。
だって我々は毎日習慣を変えていくではないですか。ときには楽しい習慣ですら変えることができます。
いざタバコをやめると、ニコチンの恐るべき禁断症状によってさらにストレスがたまります。(中略)
でもストレスがなくなれば禁煙する理由もなくなるのです。
喫煙者がタバコを吸い続ける真の理由は次の二つです。
①ニコチン中毒
②洗脳
タバコは「習慣」ではありません。「麻薬中毒」なのです。
タバコの一番悲しいところは、中毒になるために、喫煙者が自らすすんで大きな努力をはらうこと。
タバコの最大の弊害は健康でもお金でもなく、心が奪われることです。
あなたの心はタバコを吸う正当な理由探しでいっぱいで、他のことを見つめる目を失っています。
禁煙すると集中力がなくなるといいますが、これはニコチンによる肉体上の禁断症状ではなく、
タバコが引き起こす不安定感が原因なのです。
禁煙を難しくしているのは「不安」です。
最悪なのは恐れであり、禁煙すればこの恐れを取り除けるのです。
吸いたいからでも、吸おうと決断したからでもなく、やめられないと思っているから吸うのです。
つらいのは病気だけではありません。
自分の責任で病気になったという事実のほうがもっとつらいのです。
禁煙したとき感じる惨めさは、身体的禁断症状とは関係ありません。
本当の苦しみは心の中にあり、それは精疑心と不安感によって生み出されます。
つまり、犠牲心を持って禁煙を始めるから喪失感を昧わい、
それが一種のストレスを引き起こすのです。
とにかく禁煙を真面目に考え、
そのための努力はあなたの人生のために最も大切なのだと思ってください。
これからの約三週間を視野に入れ、
失敗の原因になりうる出来事には先手を打つよう努力しましょう。
本当にストレスがたまったときは禁煙に向かない、
しかしストレスがまったくなければやめたいとも思わない。
彼らはタバコを楽しんでいるのではなく、タバコなしでは楽しめないだけなのです。
彼らはあなたと別れたあともずっと吸い続けなければいけないのです。
禁煙すると太ると信じられているのは、「精神力」で禁煙しようとする人が禁断症状を和らげるために
お菓子などを代用品に使うからです。
禁断症状などもともと存在しないのです。猪疑心や不安があるから吸いたくなるのです。
タバコは単にそれに含まれるニコチンを摂取するためだけに吸っているのです。
ニコチンへの飢えさえ捨ててしまえば、タバコを吸う必要もなくなるのです。
非喫煙者になる絶対の条件は「吸わないこと」なのです。
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ブログ 『Integrity』
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