◆フロント・チェーンのストレッチ◆
 
フロント・チェーンとは、以下の筋肉群の総称です。
 
胸骨舌骨筋・胸筋群・三角筋前部・上腕二頭筋
腹筋・股関節前部
大腿四頭筋・脛骨筋前部

その名の通り、身体の前面にある筋肉を結んだチェーンのことです。
このフロント・チェーンを緩めるストレッチはブリッジホールドです。
フロント・チェーンを緩めると書きましたが、
バック・チェーンを緊張させることで対となるフロント・チェーンが緩む、と考えるほうが自然です。
 
イメージ 1
 
 
画像は、ステップ1「ショートブリッジ・ホールド」
 
ブリッジは、ビッグ6の中にも含まれますが、ここではブリッジホールドなので動きません。ブリッジのフィニッシュ・ポジションで静止します。
ホールド中は自然な呼吸を行います。
ビッグ6同様、これにもステップとレベルがあり、上級ステップになれば姿勢の維持が難しくなりますし、筋トレ的要素が強くなりますが、よりフロント・チェーンを緩めることが可能です。
各ステップのレベルの目安は以下の通り。
 
  レベル1 ・・・ 5秒4セット
  レベル2 ・・・ 10秒2セット
  レベル3 ・・・ 20秒1セット
 
1セッションの目安は20秒1セット(つまりトリフェクタは3種類全部やっても1分~1分半で終わる)。
どのレベルも1ホールド20秒になりますが、身体が硬かったり、筋力が不足しているとホールドの連続時間が短くしかできないので、5秒4セットのように小刻みにして、少しずつ持続時間を伸ばしていきます。
フィニッシュ・ポジションができない場合は、無理せず可能なポーズをできるだけ長く維持できるようにして、フィニッシュ・ポジションを目指します。
フィニッシュ・ポジションで20秒維持できるようなったら、次のステップに移ります。
 
なお、上記の目安は、本に書かれている目安と若干異なり、小生独自の目安です。筋力・柔軟性に合わせて、4秒5セットや、20秒1セット+10秒2セットなどもっと細かいレベル設定をして構いません。

ストレッチに関しては飛び級しても構わないそうですが、注意してほしいのは達成しようと力任せのポージングをしないことです。
ボトム・ポジションで自然な呼吸ができない(息が上がる、息ができない)場合は、自然な呼吸ができる姿勢で時間を1秒づつ確実に伸ばしてください。
そして、理想のポーズを目指してください。
ストレッチは頑張るものではなく、あくまで自然に、自重力のみでポージングすることが大切です。
 
2018/11/20 画像差替