先日、お伺いした高尾山の麓にある小学校の校長先生である清水先生がdesign for changeという企画で発案者であるインド人の社会起業家であるキランさんの講演会があるとのことで、参加しました。お写真は、キランさんと清水校長先生。
キランさんは、TEDスピーチや国連でもお話をされているほど世界的に活躍されています。
では、Design for changeとは具体的に何なのか?

子どもたちが「I CAN !」と感じ、未来をより良く変える力を育むワークショップ「デザインフォーチェンジ」(通称:DFC)。
DFCはインド人女性教師のキラン・ビア・セシ氏により開発され、そのプログラムは無料で提供され世界中でたくさんの学校や企業で取り入れられています。


そのプログラムをワークショップでしっかり体験してきました。良い基調講演だけでは、実際どう子供と取り組んでいけばいいのかわからないですよね。

で、何をしたらいいの?
●●や🔹🔹はしたほうがいいのはわかるけど。

主に4つのステップで学んでいきます。

feel
imagine
do
share

今回の議題はビニル傘☂️についてでした。
みなさんは、年間日本のビニル傘のゴミの量、どれくらいかご存知でしょうか?
わたしは、ビニル傘を使いません。
軽量で短くて折りたたみ式のコンパクトな傘を常に持ち歩いています。
なんと、年間1億3千本傘は消費され8千本がビニル傘だそうびっくりびっくりびっくりびっくり
す、、すごくないですか?!この量。
しかも、リサイクルが難しく鉄が残ってしまうので埋立地に使うしかないそうです。
状態が良いものは中国などに輸出しているそうです。しかし、中国では今後ゴミの輸入をしない方針となり、日本では今後どのように処理していくことがSDGsなど持続可能な社会へと導くことができるのか考えていかなくてはなりません。
ワークショップでは6名1チームでその課題に取り組みました。

ビニル傘に税金をかける?
高くする?
シェアするシステムをつくる?
リサイクルできる傘に構造をかえる?
そもそも使わない?
ストローのように、法律で決めてく?

様々な案がたくさんでました。
みなさんなら、どう答えますか。考えますか。

わたしは中国に住んでいた時に、地下鉄駅には各駅シェアできる傘スタンドがあったので、日本では傘スタンドを駅以外にもコンビニにあってもいいかも!と考えました。

子供たちも、大人も、imagineまではアイデアが次々出てくるのですが、実際doのそのアイデアを次の日からどう行動していくことができるのか?

自分に何ができるのか?
明日から行動できることは、何なのか?を具体的に示していくところが難しいのだと感じました。

例えば、アメリカなど小学生が自宅の庭でレモネードを作って募金をお願いしたりしますが、アイデアを形にしていくために計画や資金集めなど考えていくことの大切さを学びました。
そして、そのDOこそが思考力と結びつき、同時に日本の公立小学校では特別活動の中で育むことができるのだと再確認しました。
特別活動は、学芸会、入学式や修学旅行など日本の教育を受けたことがある方みんなが知っている科目です。
詳しくは清水先生の著書をお手にとってみてくださいね。


ポイントは6つ。下記にプラスをしてJOYだそうです!楽しむこと!!

特別活動、SDGs.DFCなど世界の教育はハイスピードで答えのない問いについて話し合う内容やフィールドワークに向かっていることを感じました。キランさんが熱演している動画をいくつかあげたので、是非拝聴してみてくださいね!
また、誕生学で有名な大葉ナナコさんもDFCのトップメンバーとして生理について来週から夏休み特別企画、親子チャリティーイベントを開催されます!