結婚を決めた直後に、母を誘って海外旅行へ出かけた。それが、人生で初めての【母と私のふたり】だけの旅だった。
その時のことを、いまでもよく思い出す。
母が、母ではなく対等の【女性】になっているようなそんな感覚だったのだ。


海を見渡せる丘の中のバーで、お酒を飲みながら母と昔のことを語りあった。
いま、子供を育てている真っ最中だから余計に、あのバーで話した事を度々、思い出すのかもしれない。

話は、【子供への罪悪感】についてだった。
母は、母なりに一生懸命子育てをしていた。母も1人の人間だから、慣れない双子育児に、2歳差の兄の3人を育てるのは大変で抑えきれない感情で、子供に当たったこともあったと話す。

その会話のなかで、私はハッとした。

そう、【わたしの記憶】の中で、何1つ覚えていない記憶に対し、【母の記憶】はいまでも鮮明に覚えているような罪悪感や、引きずっていたことがたくさんあったのだ。

同時に、【わたしの記憶】で、母に対して悲しかった話は、【母の記憶】では全く覚えていないという事実がわかったときに、、、、

とてつもなく涙が溢れたのだ。

それは、母も同じだった。

あの日から、わたしは親に心から愛されていたことをより実感し言葉の力を信じるようになった。

【言葉】には、力がある。

親は、どんな親でも子供を愛してる。

たった小さな誤解や人としての未熟さや、
親自身の世界の狭さや、
愛情の伝え方、受け取り方で人の人生は大きく変わる。

真っ白な、子供たちが
どうして大人になると犯罪を犯したり
人を苦しめるようになるんだろう

【記憶】は、実は当てにならないのかもしれない。根に持つ時間が長ければ長いほど曖昧になって歪曲してしまう。


だから、もし私が、
【今日は子供に八つ当たりしてしまった】
と胸が痛くなる日がきたら、必ず真摯に受け止めて、子供に謝ることを忘れないでいよう

と思った。だって、時間は有限だから。

お母さん、ありがとう。

もう直ぐ母の日だから、また思いを伝えよう。
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麻布に、新しくお鮨屋さんができていた。お名前は、【鮓 ふじなが】
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お店の前にはたくさんのお祝いのお花がキラキラ
どんなお店なのか?楽しみです。HPはありませんでした。麻布は、お店の回転がすごく早い。売れない人気のないお店はあっという間にお店を畳みます。この通りでも、何軒も変わっています。さて、どうなるでしょう