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カクテルレシピの暗記は必要か？
●さて、何度か、お話している事です。
バーテンダーが、バースプーンを回す回数を、数えた事がありますか？
無造作に、回しているように、見えるでしょう。
でも・・・
●カクテルによって、回す回数を、厳密に、考えながら、回しています。
基本は、炭酸飲料を使用するものなら、１回！
これが、原則です。
もちろん、原則だけでは、初心者などは、きれいに、混ぜる事ができないでしょう。
リキュール系のカクテルなど、回し方にも、コツがあります。
●さらに、ビルドで作るカクテルではなく、ステアで作るカクテルでは、もっと、神経を使います。
季節によって、カクテルの材料の温度が、どの程度になるか？
お客様が、カクテルに口をつけた瞬間に感じる温度を考えなければなりません。
●ちなみに・・・
ビルドとは、グラスなどに、直接注いで作ること。
ステアとは、ミキシンググラスを使用して作ること。
●ここで、ビルドで作るカクテルは、簡単だと思ったでしょう。
だって、たった１回、バースプーンを回すことぐらい、初心者でも簡単にできるはずだと・・・
ところが、これが、なかなか、初心者には、難しいのです。
●ステアで、何回か、バースプーンを回すのは、バースプーンにも慣性の法則が働いて、何となく回せる場合もあります。
１回だけ、バースプーンを回すのは、慣れていないと、綺麗にできないのです。
見ていて、すぐに、分かるはず。
●１回だけ、バースプーンを回して、材料を、きれいに混ぜ、かつ、その動作を、スムーズに行うのは、初心者には、難しいのです。
まず、バースプーンを、クルクルと、何回も、きれいに回せるようになりましょう。
そうすると、たった１回の、バースプーンを回すのも、きれいにできるようになります。
●次回、バーに、飲みに行かれたら、バーテンダーが、何回、バースプーンをまわしているか？
カクテルによって、回す回数は、どうか？
１回だけ、回す時の、動作は、どうか？
じっくり、ご覧下さい。
そして、ご自分でも、それと同じようにできるか？
●バーテンダーの動作には、さまざまな意味があります。
その意味を、ひとつ、ひとつ、理解していく事が、重要ですね。
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５６年続き、自社ビルを建て、
ＮＨＫ放映、全国紙掲載の老舗バー。
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