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VERMILION

鑑賞した映画の記録と主観を交えた一口メモ、再鑑賞あり。

 天体異変の影響で知性を持った蟻と科学者たちのコミュニケーションをとてつもないビジュアル・イメージと印象的な音楽(ツトム・ヤマシタも参加)で綴った傑作SF。


 ヒッチコック作品をはじめ数多くの名作のタイトル・デザインを手掛けたS・バスの長編監督デビュー作。


M・サイモンのハードなシナリオを基に、蟻と人間の壮大な戦いを圧倒的な映像の威力で見せ、架空ドキュメンタリー「大自然の闘争/驚異の昆虫世界」でもその手腕を発揮したケン・ミドルハムの蟻の接写シーンもミクロなスペクタクルを提供している。


決してTV放映題が示すような生物パニック映画ではなく、故に劇場未公開(「蟻の軍団」なる邦題でラインナップに入っていた時期もある)となっているが、この音と映像の体験は未曾有の快感をもたらしてくれるはずだ。
<allcinema>






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メモ:どことなくピンクフロイドを彷彿とさせる独特の音楽も素晴らしいが、何よりこの映画を成立させるのは他ならない「アリ」である、そしてどうやって撮影されたのか非常に好奇心が掻き立てられる演技するアリの映像、魅力がたまらない。

監督: ソウル・バス
製作: ポール・B・ラディン
脚本: メイヨ・サイモン
撮影: ディック・ブッシュ
美術: ジョン・バリー
編集: ウィリー・ケンプレン
音楽: ブライアン・ガスコーン

出演: ナイジェル・ダヴェンポート アーネスト・D・ホッブス博士
リン・フレデリック ケンドラ・エルドリッジ
マイケル・マーフィ ジェームズ・R・レスコー
アラン・ギフォード ミスター・エルドリッジ
ロバート・ヘンダーソン クリート
ヘレン・ホートン ミルドレッド・エルドリッジ
鋼鉄のヒーロー“アイアンマン”の活躍をロバート・ダウニー・Jr主演で描くSFアクション超大作のシリーズ第3弾。


“アベンジャーズ”での戦いを経て、ヒーローとしての活動に迷いが生じていく天才発明家トニー・スターク=アイアンマンの葛藤と新たな戦いの行方をシリーズ初の3Dで描き出す。

前作までの監督ジョン・ファヴローは製作総指揮に回り、「キスキス,バンバン」のシェーン・ブラックが新たに監督を務める。


 “アベンジャーズ”の一員としてヒーローたちと手を組み、人類滅亡の危機を回避したトニー・スターク。

だが、この戦いは彼の心に大きな影を落とし、何かに取り憑かれたように新型アイアンマン・スーツの開発に没頭する。

そして最新の“マーク42”を完成させるものの、心身共に疲弊していくトニー。

一方、巷では凶悪テロリスト“マンダリン”による爆破テロが連続発生していた。

また、かつてトニーと対面した科学者キリアンが驚異的発明を手に再び姿を現わす。

そんな中、トニーの自宅がマンダリンによって襲撃される事態に。窮地に立たされながらもアイアンマン・スーツを駆使し、冷徹な一味の陰謀を食い止めるべく立ち向かうトニーだが…。
<allcinema>



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メモ:面白いのは良いんだけど遠隔操作が出来る事をいいことに、殆どまともにスーツ着て戦ってない上にスーツの扱いがぞんざいなのが非常に気になった。

とあるベトナム戦争映画では軍曹(?)が部下に「自分の女だと思って銃を大切に扱え!」と教えていたが、なるほどだからスタークは女性の扱いもぞんざいなのかと妙に納得してしまった。



監督: シェーン・ブラック
製作: ケヴィン・フェイグ
製作総指揮: ジョン・ファヴロー
ルイス・デスポジート
チャールズ・ニューワース
ヴィクトリア・アロンソ
スティーヴン・ブルサード
アラン・ファイン
スタン・リー
ダン・ミンツ
脚本: ドリュー・ピアース
シェーン・ブラック
撮影: ジョン・トール
視覚効果監修: クリストファー・タウンゼント
プロダクションデ
ザイン: ビル・ブルゼスキー
衣装デザイン: ルイーズ・フログリー
編集: ジェフリー・フォード
ピーター・S・エリオット
音楽: ブライアン・タイラー
音楽監修: デイヴ・ジョーダン

出演: ロバート・ダウニー・Jr トニー・スターク(アイアンマン)
グウィネス・パルトロー ペッパー・ポッツ
ドン・チードル ジェームズ・ローディ(ウォーマシーン)
ガイ・ピアース アルドリッチ・キリアン
レベッカ・ホール マヤ・ハンセン
ステファニー・ショスタク
ジェームズ・バッジ・デール サヴィン
ジョン・ファヴロー ハッピー・ホーガン
ベン・キングズレー マンダリン
ウィリアム・サドラー 大統領
デイル・ディッキー
タイ・シンプキンス
ミゲル・ファーラー 副大統領
ショーン・トーブ
ビル・マー
ジョーン・リヴァーズ
スペンサー・ギャレット
トム・ヴァーチュー
レベッカ・メイダー
スタン・リー
マーク・ラファロ ブルース・バナー
(クレジットなし)
声の出演: ポール・ベタニー J.A.R.V.I.S.(ジャービス)
斬新なプロットと軽妙な文体で若者の圧倒的な支持を集める人気ミステリー作家・伊坂幸太郎の同名小説を映画化した切なく爽やかな青春ミステリー。

隣人の奇妙な計画に巻き込まれた青年が、やがてその真意を知るまでの顛末をミステリアスかつトリッキーに綴る。出演は「青いうた のど自慢 青春編」の濱田岳、「サマータイムマシン・ブルース」の瑛太、「ハチミツとクローバー」の関めぐみ。

監督は「ルート225」の中村義洋。原作の舞台でもあり、原作者自身学生時代から暮らし続けているという仙台・宮城でオールロケを行った。


 大学入学のため仙台へと引っ越してきた青年・椎名。ボブ・ディランの『風に吹かれて』を口ずさみながら片付けしていると、隣人の河崎というちょっとミステリアスな青年が声を掛けてくる。

“ディランの声は、神さまの声だ”と語る河崎は、椎名に奇妙な計画を持ちかける。それは、同じアパートに住む引きこもりのブータン人留学生ドルジに広辞苑をプレゼントするため、本屋を襲うというもの。

翌日、河崎とドルジ、そしてドルジの恋人で河崎の元カノでもある琴美の思い出話を聞かされた椎名は、いつの間にかモデルガンを手に本屋襲撃を手伝わされてしまうが…。
<allcinema>


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メモ:前半で語られる話のベースが後半で大胆に覆される、それによって登場人物達の不可解な行動の真意が明らかになるという構成、この手の話は余程じゃない限り安定して楽しめると思う。
ただ、個人的にちょっと気になった所は、そもそも悲劇に見舞われたのは自分達の機転が利かないせいではないかという気がしてならない、勿論、機転が利いていたらこの映画は濱田岳さんがサークルの飲み会で「ウェーイ!!!wwww」って騒いでるだけの映画になりかねないが・・・・・。



監督: 中村義洋
エグゼクティブプ
ロデューサー: 宮下昌幸
プロデューサー: 宇田川寧
遠藤日登思
アソシエイトプロ
デューサー: 石田雄治
原作: 伊坂幸太郎
『アヒルと鴨のコインロッカー』(東京創元社刊)
脚本: 中村義洋
鈴木謙一
撮影: 小松高志
視覚効果: 橋本満明
美術: 林千奈
編集: 大畑英亮
音響効果: 佐々木英世
音楽: 菊池幸夫
音楽プロデューサ
ー: 佐々木次彦
主題歌: ボブ・ディラン
『風に吹かれて』
スタイリスト: 小林身和子
照明: 松岡泰彦
録音: 高野泰雄
助監督: 平林克理

出演: 濱田岳
瑛太
関めぐみ
田村圭生
関暁夫
(ハローバイバイ)
杉山英一郎
東真彌
藤島陸八
岡田将生
眞島秀和
野村恵里
平田薫
寺十吾
恩田括
キムラ緑子
なぎら健壱
猫田直
土井原菜央
中村尚
佐藤楓
松田龍平
大塚寧々
人類を月に送るという歴史的快挙を成し遂げたアポロ計画。

しかしNASAは、当初20号まで予定されていた計画を予算削減を理由に、1972年の17号で突如終了してしまう。

それから40年。様々な憶測を呼んだアポロ計画中止の謎に迫る重要な映像が発見される。

そこにはなんと、公式には存在しないはずのアポロ18号によるミッションの一部始終が記録されていたのだが…。

「ナイト・ウォッチ」「ウォンテッド」のティムール・ベクマンベトフの製作で贈るフェイク・ドキュメンタリー。監督は「NAKED マン・ハンティング」のゴンサーロ・ロペス=ガイェゴ。
<allcinema>

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ネタバレ注意

メモ:着眼点はとてもロマンがあって面白いが、謎の生命体が小石(正確には小石に脚が生えたようなもの)というのが地味な映像と相まって更にインパクトが薄い。



監督: ゴンサーロ・ロペス=ガイェゴ
製作: ティムール・ベクマンベトフ
脚本: ブライアン・ミラー

出演: ウォーレン・クリスティー ベン・アンダーソン
ロイド・オーウェン ネイト・ウォーカー
ライアン・ロビンズ ジョン・グレイ
デンゼル・ワシントン主演のオカルト・ミステリー。

連続殺人犯リースを処刑室に送りこんだ刑事ホブズ。だが死刑執行の直前、リースは「俺は自由になって戻ってくる」と言い残す。

そして、その言葉を裏付けるかのように、リースの犯行を真似た殺人事件が次々に起きていく。


しかも渦中にあるホブズ自身が容疑者にされつつあったのだ。

だが、やがてホブズはこの一連の事件が、信じ難いことに悪魔―何者かの霊―のものであることを知る。敵は次々といろいろな人間に乗り移りながら、確実にホブズに迫っていた……。
<allcinema>






ネタバレ注意

メモ:語り口調のナレーションを挟みながら物語は進行するのだが、この映画のオチを考えると声がデンゼル・ワシントンで語られるのはアリなのか?!と思ってしまうが、さすがにそこはどうしようもない。

素直に騙されよう。

ローリングストーンズの「悪魔を憐れむ歌」にのせてリースがガス室まで歩くオープニングが最高にクールだ。





監督: グレゴリー・ホブリット
製作: チャールズ・ローヴェン
ドーン・スティール
脚本: ニコラス・カザン
撮影: ニュートン・トーマス・サイジェル
美術: テレンス・マーシュ
音楽: タン・ドゥン
タイトルデザイン: カイル・クーパー

出演: デンゼル・ワシントン
ジョン・グッドマン
ドナルド・サザーランド
エンベス・デイヴィッツ
ジェームズ・ガンドルフィーニ
イライアス・コティーズ
ガブリエル・カソーズ
マイケル・J・ペイガン