ロケット・パンチ
結露した窓ガラスを拭き、水溜りのサッシをぞうきんで搾り取る毎日。ビニールの呪縛からまだ解放されていない。
ヤツのことは気にはなっていたんだけれど、別の機会に同じ劇団に出演したことがあるくらいで、よく知らなかった。たまたま何かの打ち上げの時に、トイレで挨拶をして、ひとことふたこと話したのを憶えている。その直後に、知り合いのスタッフが制作をしているということで、ヤツが仲間とふたりでやっている「ポリゴン」というユニットを観に行った。コントを中心としたロード・ムービー的なその舞台が持つオフ・ビートなムードが、それはそれはとてもかっちょいーかったのだ。
まわりから「自分のプロデュースとかやらないの?」といわれることが多くなっていた。まったくその気のない僕は、まったくその気がなかった。TOKYOに出てきて間もないひとりの崖っぷち俳優が、それどころじゃねぇ。
とあるプロデュース公演でヤツと一緒になった。ヤツからも、「自分のプロデュースとかやらないの?」といわれたような気がする。まったくその気のない僕は、だけど、「崖っぷち俳優もおだてりゃ木に登る」的に、(トモダチも少ないくせに)、だんだんその気にさせられてきた。
LIVEとエンゲキを同じ舞台でみたいな大義名分は全然なくて、じゃあ何がやりたいのかといえば何も答えられなくて、とりあえず自分の場所でもつくるかくらいにしか考えていなかったけれど、やるなら「ポリゴン」みたいなノリにしたいというのは強く思っていた。当然のように、東京ハートブレイカーズの旗揚げにはヤツに強力に協力してもらった。その後、何度も「力」をかしてもらい、同じバンドで一緒にやるようにもなる。
平野くんじは「平野勲人」となり、ついに「クンジードー」をぶちあげた。「ポリゴン」の相方、トクナガヒデカツもいる。光栄にも声をかけてもらった。
僕は、万感の思いでやるのだ。
ヤツのことは気にはなっていたんだけれど、別の機会に同じ劇団に出演したことがあるくらいで、よく知らなかった。たまたま何かの打ち上げの時に、トイレで挨拶をして、ひとことふたこと話したのを憶えている。その直後に、知り合いのスタッフが制作をしているということで、ヤツが仲間とふたりでやっている「ポリゴン」というユニットを観に行った。コントを中心としたロード・ムービー的なその舞台が持つオフ・ビートなムードが、それはそれはとてもかっちょいーかったのだ。
まわりから「自分のプロデュースとかやらないの?」といわれることが多くなっていた。まったくその気のない僕は、まったくその気がなかった。TOKYOに出てきて間もないひとりの崖っぷち俳優が、それどころじゃねぇ。
とあるプロデュース公演でヤツと一緒になった。ヤツからも、「自分のプロデュースとかやらないの?」といわれたような気がする。まったくその気のない僕は、だけど、「崖っぷち俳優もおだてりゃ木に登る」的に、(トモダチも少ないくせに)、だんだんその気にさせられてきた。
LIVEとエンゲキを同じ舞台でみたいな大義名分は全然なくて、じゃあ何がやりたいのかといえば何も答えられなくて、とりあえず自分の場所でもつくるかくらいにしか考えていなかったけれど、やるなら「ポリゴン」みたいなノリにしたいというのは強く思っていた。当然のように、東京ハートブレイカーズの旗揚げにはヤツに強力に協力してもらった。その後、何度も「力」をかしてもらい、同じバンドで一緒にやるようにもなる。
平野くんじは「平野勲人」となり、ついに「クンジードー」をぶちあげた。「ポリゴン」の相方、トクナガヒデカツもいる。光栄にも声をかけてもらった。
僕は、万感の思いでやるのだ。