■ミュージックチャリティ企画 ONE HEART JAPAN 2011 vol.2に
THE APOLLO BOYZ 『Bye Bye SUPERSTAR』を楽曲提供しています。
http://oneheartjapan.com/archives/706
飛び出せ!青春
首藤健祐がお届けするラジオの深夜放送的ブログ。
新年早々大阪に行ってきた。
母親に会うために。
新幹線で大阪に行くなんて、記憶がないから初めてかも。
青春の「都そば」に立ち寄り、早々に打ち合わせを終え、山忠さんとJOEと呑んだ。
「都そば」での出来事。
どうやら店のおばちゃんが、おっちゃんがオーダーした「カレーうどん」を「カレーそば」と間違えて出してしまったようだ。
おっちゃん「これそばやん。うどんやゆうたやろ」
おばちゃん「そやった?」
おっちゃん「ゆうたて」
おばちゃんはそのまま洗いものを続けている。
おっちゃんは食べてる。
僕のこころの中「えっ?終わり?」
おっちゃん「そやけど、そばもうまいな」
おばちゃん「そらそやで、カレーゆうたらそばやん」
おっちゃん「ほんまやな」
僕のこころの中「東京では考えられへんわ、すぐに作り直すとかやで、ヘタしたら謝らせられるで」
「でも、なんかええな。見習わなあかんな。あ、無理や。僕、そばアレルギーや」
「そーゆーことやないやろ!」
と、もうなくなりつつある西梅田の青春の地下道を通りながら、ひとり漫才を。
日帰りの旅。
ベロベロに酔っぱらって乗った御堂筋線が落雷で止まり、新大阪駅で猛ダッシュ。
予約してあった新幹線に飛び乗り、席に着く前にトイレに駆け込んだとたん動き出した。
寝過ごさないように、あらかじめちゃっかり東京止まりを選択。
5分くらい寝たかなと思ったら東京だった。
これが母親のあの家に行った最後となった。
大丈夫。
母親はご臨終なわけではない。
なんと。
東京に引っ越してきたのだ。
80を過ぎて誰も知り合いのいない街にひとりで上京してくるとは。
さすが、大阪のオバハンだけあって、たくましい。
僕が大阪に引っ越すという選択肢もあったんだけどね。
名目上は老老介護、実質はひとり暮らしを謳歌エンジョイしてはるわ。
一緒に住むのも拒否られ、高齢者住宅も「まだ早いわ」と一人暮らしへのこだわり。
周りは知らんとこだらけやろうから、どこでも行っといでや。
もともと旅行好きやしな。
南極行くくらいやからな。
そばでもうどんでもなんでもこいやろな。
僕もな、東京に出てきたころは、暇で暇で、毎日レコード屋行っとったわ。
引っ越しの荷物から出てきたとかいって、
見たこともない僕があかちゃんのときとかこどものころの写真が貼ってあるアルバムを、
「もういらんわ」と押し付けられ、途方に暮れる日々なのです。
僕の写真はともかく、あんたら元夫婦の写真とかもろてもな、どないせいっちゅうねん。
先祖代々の食器とか、これから押し付けられる予定。
僕、まだ生まれてません。
2023年3月18日(土)13:00~
本所地域プラザBIGSHIP
東京都墨田区本所1-13-4
『幸せな孤独な薔薇』二次元スクリーン劇場上映会のトークショーに登壇します。
トークショーは何と三次元!
飛び出すぜ。
僕はいま、これまでとは全く違った世界に生きています。
何年かに一回のなまシュドー。
未知の異次元からやってくるので、よかったら遭遇して。
コロナも落ち着いてきことだし、笑って話そう。
『幸せな孤独な薔薇』
作:田嶋ミラノ 演出:緑川憲仁
トークショー+本編上映(あわせて約130分)
●トークショー出演者
眞実 坂本実紅 首藤健祐 緑川憲仁 千田剛士
特設サイト
https://qublic.net/2jigen23/
今宵も眠れない音楽
大阪で生まれた女 萩原健一 1979
また、いつか、ここで、あいましょう。