PLAN B
首藤健祐がお届けするラジオの深夜放送的ブログ。
特に楽器が演奏できるわけでもなく
うたや身体を使って音を奏でることができるわけでもなく
エンジニアでもマニピュレータでもなく
つまり、ぼくみたいなのが、
音楽を作ろうとするとき、
だれかにイメージなりを伝えて「表現してもらう」ということになる。
わかりやすいところでは、イケイケロックンロールにするとか
ゆっくりめのいなたい感じにするとか。
言葉を駆使したり、参考となる音源を聴いてもらったり。
でも、自分の中で確固たる核の部分はあるのにどうしても伝えきれないときがある。
後悔するから絶対にやってはいけないのは、
ちょっと違うけど、まあこれくらいでいっか、
ここ直したいけど、プレスに間に合わないからとかでリリースしてしまったとき。
ああ、なんで、
やっぱり、直しとけばよかった、
もっと、粘っとけばよかった。
でもね、その時はね、さんざん手間暇かけてもらってるから、これ以上いうのも悪いなとか、
このギリギリのタイミングで直すのは、また一からやり直すのとおんなじだから、とか思って呑み込んでしまうのだ。
10,000%後悔する。
リリースした音源のその部分を聴くたび、頭を抱える羽目になる。
だから、たとえともだち失うことになるとしても、粘ることにしている。
でも、どうしても伝えきれないときがたまにある。
『ローリングサンダー』という曲を持っているひとは思い出してほしい。
冒頭のアカペラっぽい僕のうたのバックトラックに、しゅわしゅわとロマンチックな感じの音がはいっている。
実は、あのアイデアはPLAN Bなのだ。
「なんか、歌舞伎町とかで騒音に掻き消されそうになりながらうたっている感じ」とか
「バンドリハのとき、セッティングしながらメンバーがそれぞれ勝手に爆音で音を出している感じ」とかいってみたけど
うまく伝えられない。
自分のちから不足を痛感する。
試行錯誤の末、PLAN Bでいくことにした。
それが今のテイクである。
この前、あのときやりたかったのは、まさにこの音だ!といううたに出会った。
この曲の冒頭58秒くらいまでのバックトラックが、
『ローリングサンダー』の29秒くらいまで流れていると想像して聴いてみて。
幻のPLAN Aテイクを想像体験してみて。
どっちがいいかは、、、、、、、、、
どっちがいい?
今宵も眠れない音楽。
17才 – 銀杏BOYZ
また、いつか、ここで、あいましょう。