Ready to Die
昭和のにおいのする喫茶店。

雑貨なんかもあって
なかなかにレトロである。

さっそくレモンスカッシュを頼んでみた。

レモンの種がストローに詰まって飲みにくいほど本物のレモン。
はちみつたっぷり。
そしてさくらんぼ。
さくらんぼなんて食べたの何10年ぶりだ。
こんなに美味しくなかったっけ?
そんなことよりもなによりも
僕の眼球を釘づけにし
心臓を鷲掴みにし
度肝を腑抜けにし
脳みそを串刺しにし
ケータイのシャッターを恥ずかしげもなく切るよう駆り立てたのは
そこに置いてあった女性雑誌。
女性自身。

いまでもあるよね。
散髪屋さんとかクリニックとか処方箋薬局とかによく、ね。
必ず皇室の記事が載ってるよね。
ちょっと覗いてみた。
第1特集はかわいらしくこんな感じ。

イナズマが貫いたのは第2特集。
テーマは大雑把にいうと
いつなんどきどんなことが起こるか分からないから
常におしゃれには気を使おうぜという
そんな感じなのだが
そのいつなんどきどんなことがの状況というのが
落雷級の内容なのだ。
まずはドライブ事故 !

そして、ホテル火災 !!

ぎゃー
豪華客船座礁 !!!

ぜーぜー
遭難救助 !!!!!

そ、そうだよね。
たしかにね。
テレビや新聞、雑誌にスクープされちゃうかもだしね。
きれいにしとかなきゃだね。
救助隊のイケメンおにいさんとの運命の出会いがあるかもしれないしね。

それにしても
「新しい女のT・P・Oの確立」のためには
遭難してしまうような山に登るときでさえも
サン・ローランやダイヤ柄のブラウスを着てかなきゃとは・・・・・・・・・
裏表紙をみると
昭和48年10月発行とある。
だいたいいま60歳くらいの女性がこれを読んで実践していたと思われる。
命をかけておしゃれしていたのだ。
今日着る服が
人生最後の服になるかもしれない。
この服なら
このまま死んでもかまわない。
恐るべき先輩たち !!!!
「本気」と書いて「マジ」と読むぜアラシク世代。
PUNKとかR&Rなんて
まったくひよっこだぜ。

夜露四苦 !