いま舞台に立つということ | OFFICIAL BOOTLEG!!

いま舞台に立つということ

 

 

首藤健祐がお届けするラジオの深夜放送的ブログ。 

 

 

未曽有の事態のど真ん中。

僕は舞台に立とうとしている。

毎日リハーサルを繰り返している。

立ち込める深い霧の中、

毎日自問自答を繰り返している。

東京ハートブレイカーズだったら延期か中止にしているだろう。

わからない、たぶん。

事務所のマネージャーたちも「やるんですか?」と驚いている。

今回僕はプロデューサーじゃない。

だけど、意見を交わすことは必要だ。

稽古に入る前、この事態にどう対応するのかしっかりとアナウンスをしてほしいとお願いをした。

彼らはミーティングを重ね、劇団としての姿勢を示してくれた。

少しだけ時は流れ、状況は変化した。

これからも意見を交わすことは必要かもしれない。

舞台公演が中止になることは、芸術や文化の灯を絶やすことにはならない。

こんなことくらいでは、芸術の灯は消えない。

なによりも大切にしなければならないのは「いのち」。

お客さんや仲間、家族の安全だ。

今まで応援してくれたみんなが危険な目にあうのは耐えられない。

話は変わらないようで変わりますが、

ひとりでも俺のうたを聴いてくれるひとがいる限り歌い続けるぜって、

あんまりかっこよくないなと思う。

聴いてくれるひとがいるからうたうの?

誰も聴いてくれるひとがいなくてもうたうんじゃないの。

僕が好きなアーティストたちは、みんなそんな感じだった。

じゃあ、僕はどうなんだと問われれば?

無観客ライヴとかそんなもんじゃない。

誰にも認められなくてもやれるか?

僕はそこまで演劇LOVEじゃない。

そんなことを暗澹たる曇り空の下、ずっと考えている。

グダグダと。

酒も呑まずにグダグダと。

そして、気づいたことがある。

こんなに深い霧でも、稽古のときには不思議と感じない。

やれることを粛々とやっている。

『幸せな孤独な薔薇』の持つやさしさがそうさせるのかもしれない。

もう舞台に立つことはないかもしれないという思いからかもしれない。

清らかで潔く。

いきなり演劇LOVEになったとは思えないけど、

誰もいなくてもうたえる。

全然OK。

いま僕はここに立っている。

チケット予約フォーム貼りますが、

どうか、いのちを守ってください。

当日キャンセルも気にしないで。

シアターキューブリックは20周年。

このあとも、楽しみな舞台が控えています。

今回来れなくても、次の作品を観てください。

もし来てくれるなら、どうか、気をつけて。

https://ticket.corich.jp/apply/105588/012/

こんなこと書いてても、明日、ロックダウンされるかもしれないしね。

 

今宵も眠れない音楽

Toy Dolls - Nellie The Elephant

 

 

 

また、いつか、ここで、あいましょう。