文化案内人 | OFFICIAL BOOTLEG!!

文化案内人


ロックンロール・ハイスクール・デイズ。

関西で情報誌といえば『ぷがじゃ』だった。

月刊誌でフルネームは『プレイガイド・ジャーナル』。

マジックで印をつけてはルースターズやシナロケを観に行った。

やたらとthe 原爆オナニーズのライブ情報が載っていた印象があるのは

それだけバンド名のインパクトが強かったのだろう。

今でも現役でやっているようだ。


編集部にはサブカル系のひとたちがよく出入りしていたようで

変態っぽい文章も多く

そういうニオイにもあこがれた。


ライバル誌には『L magazine』というのがあった。

こちらはかなりメジャーなニオイがしていてた。


大学生になるころに『Q』という情報誌が鳴り物入りで登場してきた。

『ぴあ関西版』の前身である。

こちらはマニアックなものからメジャーなものまでを網羅していて

かなりのボリュームを持っていた。

しかも隔週である。

その後わりとすぐに週間になった。


ちょうど学生劇団をはじめたころで

編集部によく宣伝しに行った。


紙面に情報が掲載されただけで有頂天になった。

写真つきで紹介されようものなら

もう天下を取ったようにうれしかった。


演劇担当のKさんはとても美人で

Mという劇団のNさんと付き合っているとかいないとか

そんな話で盛り上がったりした。


大資本を背景に

独占的なチケット販売システムと情報を同期させるそのやり方に

反感を持ったこともある。


その後はバブルということもあって

いろんな雑誌が登場してきたけれど

この3誌ほどの個性はなかった。


TOKYOへやって来たとき

誰も知り合いのいないこの街で

『ぴあ』は欠かせない存在だった。


初めての関東版を片手に

知らない劇場へ

知らない劇団を観に行った。


なにもやることがない不安を

圧倒的な情報量で埋めてくれた。


最後の砦だった『ぴあ』が廃刊になった。


いま僕が愛してやまないアーティストは

ほぼこの情報誌たちからだろうと思う。



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