Blank Generation | OFFICIAL BOOTLEG!!

Blank Generation

僕が暮らしていた大阪市福島区にはトモダチがいなかったので、北区の式典に出かけたような気がする。

よそ者ということで、おみやげ的なものはもらえなかったような。

高校の同級生たちと近所のてんじんさんでお参りをしたような。

どうせ、一旗揚げるぜ~みたいなことを誓ったんだろう。

そのあと「すぎけん」の家にいったような。

「すぎけん」は紋付き袴×モヒカンだった。

僕がもしホンモノのPunksだったら、今年中に死ぬんだと思っていた。

おとなたちからは、「新人類」だの「宇宙人」だの、それまでの常識では理解不能な世代として恐れられていた。

5年後の15の夜のはなし。


このときのために記念に買った(もしかしたら買ってもらった?…非常に曖昧ではあるが)、Y’sのスーツが今でもクローゼットの中にある。

はじめてのスーツ。

四半世紀も前のシロモノである。

「シロモノ」なのに、ダーク・グレーに薄いストライプ。

20年以上は袖を通していないだろう。

捨てるに捨てられず…

舞台衣装として酷使することもできず…

「親父、あるいは、おじいちゃんのスーツ」を着ている粋なトモダチがいた。

そんな再デビューの機会もなく、これからも、ずっと僕のクローゼットの中で最長老として君臨し続けるのだろうか。


天国への階段を昇るときにでも着てやるか。

一世一代の一張羅。


2010.1.11 George Town

平成生まれのあっ晴れ着姿。

おとこの子は見かけなかったな。