もう潮時かな
8月末には例年通り北海道に調査で出かけた。我々がお世話になっている地域は幸いにも雨や風の被害はなく、順調にデータを集めることができた。もっとも、地方自治体の財政難は改善の兆しはないようで、昔から参加しているメンバーからは、15・6年前は空港に迎えにきてくれたバスで途中洞爺湖を見せてもらい、立派な海鮮丼をご馳走になったことが話題になっていた(数年前からは名古屋からのメンバーを待つ時間に空港でラーメンを食べるのが定番となっている。ご馳走になっているので贅沢を言ってはいけないが、洞爺湖畔のレストランでは収益が減ったわけで経済効果はマイナスかも)。昼飯を自治体が払う仕組みは「もう潮時かな」と思う。参加者が自腹で高い価格の海鮮丼を食べるように変更するよう、次年度の打ち合わせで(忘れなければ)言おう。
データ収集は7時朝ご飯、8時検診開始で5時頃終了その後自治体の計画してくれる行事に参加すると9時前にホテルに戻ることになる。その後、ちょっと物足りないし自治体にお金を落とす意図もあって飲みにでるが、適当な飲み屋は別の班の予約で埋まるので彷徨することになる。何とか見つけて11時頃にホテルに戻り就寝できる。このパターンを何年も続けてきたが帰阪後、疲労の蓄積が顕現した。口内炎、腰痛に加えて熟睡ができなくなった(大学に戻って、ここでは書けない、やっかいごとが目白押しであったことも起因するのだが、10日ほど回復に要した)。この滞在中のスケジュールは「もう潮時かな」と思ったことである。
北海道に行く前の夏休みでは8日ほど涼しいところで過ごすことができたが、書きかけている「左ききの認知機能」についての論文を仕上げる予定は叶わずに終わった。以前のような気持ちの切り替えと時間配分ができなかったためである(まだ再チャレンジできていない)。要はやる気が起きなくてだらだらして、たいした興味もないくせに高校野球やオリンピックのTVをみたのが理由である。休み中に必ず読まねばと持参した論文は帰宅後になって読んだのだが(モチベーションの脳内機序における脳幹部の青班核の役割を見直すもので、青班核が主導するノルエピネフェリン分泌がやる気の源泉で加齢に伴い大脳皮質をダメにするという)、加齢による仕事の遅滞であることという仮説を了解した。論文を書くことを主とする生き方も「もう潮時かな」と思ったことである。
論文を書くこと(研究すること)を2次的とすれば、学園の生き残りに注進することになってしまうと推論すると(周りの教職員に迷惑を掛けると思われ)、もう管理職を退く潮時かも知れないと思考は進む。一方で、5年ほど先に予定する公認心理士育成対応の組織の設置計画を準備せねばならないが、僕が進めて良いのやらとも考えてしまう。
ともかくも理事会が納得する後継者の選抜を開始せねばならないことは焦眉の事案であることは間違いない。誰かいませんか?自薦他薦歓迎。