もうアウト? | はったブログ

もうアウト?


 2/27は玉川大学の創立80周年記念のシンポジウムが東京であり、大学の方から出席するようにということで出かけた。この会合は「これからの大学教育のあり方」がテーマで、T大の教育学の元教授、現教授それにN大学の准教授が講演するのを聴くという催しで、懇親会込みの会費を払うシンポジウムである。3世代に話をさせるというのはさすが小原学長らしいなあ、と感心したことである。我が大学も2年後に70周年を迎え、記念行事の案を提案するように言われているので、何かの参考になるかも知れないし、来月には新任研修会で「学士力の保証…」のテーマで講演することになっているので参考になることもあろうと、土曜日ではあるが「宮仕え、宮仕え」と独語しつつ12時半には会場に着くべく出かけたのであった。
 シンポジウムは参考にあることもあったし、元の方が現よりも出来が良いなあ、とか、若いのはまだまだだなあ、というのが感想。英国の大学評価制度や教員研修制度の紹介程度のことは、私ですらネットからダウンロードしているし、実際取り組んでいるらしい教員研修の技法の紹介も1980年代の認知理論もののようで、授業研究を真剣に勉強している教育心理学者からは(そう言う人がいるはずという想像に基づくものだが)言いたいことがありそうな内容であった(20年前ならそういう事をして嫌がられただろうなあと衝動をコントロールできる自分を感じていた)。
 ここ10年ほど前から高等教育の専門家連中が跋扈し始め、大学数の急増と学生のレベル低下、それを繕うための認証評価、FDなどと喧しいのだが、それらに対応すべき役割を割り振られてしまうと、何処かで何か変だけどと思いつつも逆らわず、いや棹さして来てしまったかもと自省感情も浮かぶ。
 だいたい、昨今の大学の状況を生み出したのは教育学の連中がしっかりしないからだ、森戸辰男や永井道雄レベルの教育学者がいて教育政策に口を出していたのは遥か昔で、教育政策が混沌とし始めた頃から教育学者の姿が見えず、声が出で来なかったのは何故?などと、八つ当たりしても仕方のないことを思って来てはいたのだ。もっとも、教育開発支援センターという大学の教学をマネジメントをリードすべき立場におかれ、少しでも日本の高等教育の成り立ちなどを勉強すると、今日までの有り様も仕方なかったのだなあ、と一概に教育学の連中は頭が悪いなどと言っているわけにもいかない。
 社会のシステムは複雑に交錯する私的利害と公共との絡み合いで蠢いて来たので、「だって、しょうがないーじゃない」といわれれば肯んずるしかない。

 今回は、参加したシンポジウムの話をしたいのではなく、もうアウト?と思うことが続いているということを言いたいのでした。つい興奮したようです。

 東京に向かう新幹線が品川に近づいたとき、ふとパンフレットを見たのだが、行き先を思い違いしていたことに気づいた。会場はホテル・オークラなのに、ずっと赤坂プリンスホテルだと思い込んでいたのだ。ネットで経路を確認する際に赤坂見附が最寄りとなっていたので、プリンスホテルと思い込んでいたのであった。両方のホテルは近いことは近いが私は、プリンスホテルは赤坂見附から、オークラは四谷から歩くルートが刻印付けされている(こういうことには歳のせいか柔軟性がない)。思い込みによるミスはすんでのところで回避されたが、アウト寸前であった。
 2日前にもK女子大から電話があり、大学院の成績が出ていないという。実はその朝に投函していたので事なきを得たのだが、3日前に探し物をしていて成績表を見つけ慌てて投函したのであった。10日ほど前に女子大の先生と話していたときには成績はずいぶん前に提出済みというつもりで会話していたのである(これは前期の成績と思い違いをしていたらしい)。またもや思い込みによるミスである。これもアウト寸前であった。
 東京に出かける途中の新幹線で、居眠りから目覚めると膨満感を強く感じた。何時ものようにおならが出ないのである(僕は大腸検診で憩室があり、おならが頻繁に出る体質なのだ)。昼ご飯を食べるつもりも取りやめ、オークラのホテルに着くとトイレに通うだけでシンポジウムは始まってしまった。講演を聴く間も膨満感は増悪し、お腹はキリキリ痛むのであった。だいぶ我慢をしたが、パネルディスカッション終了15分前に退座し、帰えることとなった(12時半から5時まで、プラス懇親会が予定なのです)。
 冷えたのかも知れないと、急に対処法に気づき東京駅で貼る懐炉を買ってお腹を温めつつ、ひたすらガスがたまったままで、時々襲う痛みをこらえつつ9時前に這々の体で帰宅した。風呂に入った後は夕飯も食べずに寝たのであった。自宅が大学近くであったならお腹が痛いと救急病院に行くか、パンツを汚していたかも知れない。まさにアウト寸前であった。
 記憶力も体力も、もうアウト寸前なのかも知れない。9時間の睡眠後,今朝は体調が戻ったようで、昨晩は不可と思っていたスイミングも行ってきた。まだアウトでもないのかもと、希望的観測との間で気持の揺らぐことであります。