NHK
新学期になって講義が始まると、講師としての自分の自己紹介をする。自己紹介は自己開示の王道だから、適切に行うと学生との親密度が増すはずで、親密度が増している講師への講義聴講への動機付けが高まるという仮説で行っている。ゼミなどの小人数では丁寧に行なうようにしているが、大規模の講義では自己紹介は、昨年開設したHPでのURLを紹介し,それを見て下さいということにしている(http://hatta-takeshi.com)。翌週に「HPを見た人?」と訊ねると皆無に近いので,年寄りの講義担当者への関心度はその程度のようであるらしい。教育というのは相手に合わせての情報提供だから、そういう学生たちであることを理解して仕事をせねばならないことになる。
しかし、ざわついている講義の始めに「実は先週TVの収録があってね」などというと学生の集中度は一気に増加する。マスメディアに露出することは学生との親密度を高める効果が大きいようである。マスメディアに登場している人物への親密度が異常に高いのは、品の良くない、ガキのような府知事に注意を向ける人が多い例だけでなく、昨年大学で行なわれた「××まわり先生」への講演に会場一杯に学生が集まり,サイン入りの本を奪い合うように購入していたという身近な現象からも明らかである(朝の散歩の道すがら何度も目にする自民党の選挙向けポスターに、小選挙区の出馬予定者とこの先生の大きい画像を見る度に,選挙向けに講演会が利用されたのではないかという疑念が彷彿として不愉快さがつのる)。
「学生との親密度を高める効果があるのなら」というわけで、マスメディアへの対応はできるだけ好意的と心がけている。別に親密度を増さなければ困るわけでもないが、嫌がられるよりはストレスは低くて済むというものである。また、勤務校の宣伝にも役立つかも知れないという気持もある(別に頼まれているわけではない,頼まれれば別の反応をするに違いないけどネ)。
先週たまたま話が来たので、NHK教育TVの収録に東京まで出かけた。昨今民放TVでは経費節減が急務ということで、3月ほど前の××TVの場合には、電話で大方の取材をして、顔だけ撮影にディレクターが一人でカメラを担いで来た。もちろん東京から日帰りで,新大阪で拾ったタクシーを待たせたままという慌ただしいものであった。疲れているディレクターは新幹線で寝てしまって新大阪でおりるべきところを岡山まで行ってしまったと約束の時間を大幅に超過して飛び込んで来た。帰路、新大阪までタクシーに同乗させてもらった車中で経費削減・労働実態を聞き、死なないように忠告したことであった、
予算の削減がないのかNHKではまずディレクターが来学し、話をしてそれを下に台本を書いて、出演者を東京に呼んで撮影という行程を辿った。もっとも台本は上京する3日前にメールで届き、スタジオでは第3稿に変わっているという慌ただしさであった。ただ、民放と違ってNHKの場合には前もっての調べが良くできていると言ってよい。
3年ほど前にNHKラジオにでたときにも感じたことであるが、放送作家はよく勉強しているのだ。本だけでなく、関連論文にも当たっている。講義ノートになりそうなレベルの台本であったという記憶がある(何事にも経費を惜しんではダメであるという教訓である。勤務校への皮肉を言っているわけはない)。
正確に覚えていないが、これまでにも何度かTVの取材を受けたが、今回は初体験の要素が多かったのでブログに取り上げようとしているのだ。従前では、質問への回答を僕が話すのを1台のカメラで撮影し、構成するというものであった。質問はたいていの場合はディレクターがして、それに回答するところを撮影する形式である。今回は、異なっていた。まず、僕のカラオケを収録した。共演するタレント達の歌のCDを聞いて、まず無伴奏で歌い、続いてカラオケバージョンを3回ほど録音した(ディレクターが歌い方の指示を変えるのであった)。シンコペーシヨンが入るポップス調であり、演歌が身に付いた世代では容易ではなかったが、この課題はクリアした。読者はすごいと感心すべきである。
その後は台本通りに撮影が行われた。カメラは3台ほどあったように思う。AKB48というグループのタレントさん達と絡む台詞がけっこうな数あり、スタジオ到着時に新しくなった台本を見た僕としては、覚えられないのは当然と開き直って、ディレクターの指示通り適当に演じることとした。まるでタレントのような仕事内容で3時間ほどを要した。最初からのディレクターとのやり取りや彼の対応が良かったので、好奇心に身を任せたという案配である。これがおそらく10~15分程度に構成されるのであろう。
どういう番組なんだ、と言う声が聞こえて来そうだが、中高生向けの科学番組(科学番組への誘い)で、きき手・きき耳・きき眼に関係する話題である。放映は6月中旬らしいが、タレントではないので是非見て下さいなどと具体的な日時は宣伝しない。冥土の土産に新しい経験をさせてもらい好奇心を満たしたということである。
しかし、ざわついている講義の始めに「実は先週TVの収録があってね」などというと学生の集中度は一気に増加する。マスメディアに露出することは学生との親密度を高める効果が大きいようである。マスメディアに登場している人物への親密度が異常に高いのは、品の良くない、ガキのような府知事に注意を向ける人が多い例だけでなく、昨年大学で行なわれた「××まわり先生」への講演に会場一杯に学生が集まり,サイン入りの本を奪い合うように購入していたという身近な現象からも明らかである(朝の散歩の道すがら何度も目にする自民党の選挙向けポスターに、小選挙区の出馬予定者とこの先生の大きい画像を見る度に,選挙向けに講演会が利用されたのではないかという疑念が彷彿として不愉快さがつのる)。
「学生との親密度を高める効果があるのなら」というわけで、マスメディアへの対応はできるだけ好意的と心がけている。別に親密度を増さなければ困るわけでもないが、嫌がられるよりはストレスは低くて済むというものである。また、勤務校の宣伝にも役立つかも知れないという気持もある(別に頼まれているわけではない,頼まれれば別の反応をするに違いないけどネ)。
先週たまたま話が来たので、NHK教育TVの収録に東京まで出かけた。昨今民放TVでは経費節減が急務ということで、3月ほど前の××TVの場合には、電話で大方の取材をして、顔だけ撮影にディレクターが一人でカメラを担いで来た。もちろん東京から日帰りで,新大阪で拾ったタクシーを待たせたままという慌ただしいものであった。疲れているディレクターは新幹線で寝てしまって新大阪でおりるべきところを岡山まで行ってしまったと約束の時間を大幅に超過して飛び込んで来た。帰路、新大阪までタクシーに同乗させてもらった車中で経費削減・労働実態を聞き、死なないように忠告したことであった、
予算の削減がないのかNHKではまずディレクターが来学し、話をしてそれを下に台本を書いて、出演者を東京に呼んで撮影という行程を辿った。もっとも台本は上京する3日前にメールで届き、スタジオでは第3稿に変わっているという慌ただしさであった。ただ、民放と違ってNHKの場合には前もっての調べが良くできていると言ってよい。
3年ほど前にNHKラジオにでたときにも感じたことであるが、放送作家はよく勉強しているのだ。本だけでなく、関連論文にも当たっている。講義ノートになりそうなレベルの台本であったという記憶がある(何事にも経費を惜しんではダメであるという教訓である。勤務校への皮肉を言っているわけはない)。
正確に覚えていないが、これまでにも何度かTVの取材を受けたが、今回は初体験の要素が多かったのでブログに取り上げようとしているのだ。従前では、質問への回答を僕が話すのを1台のカメラで撮影し、構成するというものであった。質問はたいていの場合はディレクターがして、それに回答するところを撮影する形式である。今回は、異なっていた。まず、僕のカラオケを収録した。共演するタレント達の歌のCDを聞いて、まず無伴奏で歌い、続いてカラオケバージョンを3回ほど録音した(ディレクターが歌い方の指示を変えるのであった)。シンコペーシヨンが入るポップス調であり、演歌が身に付いた世代では容易ではなかったが、この課題はクリアした。読者はすごいと感心すべきである。
その後は台本通りに撮影が行われた。カメラは3台ほどあったように思う。AKB48というグループのタレントさん達と絡む台詞がけっこうな数あり、スタジオ到着時に新しくなった台本を見た僕としては、覚えられないのは当然と開き直って、ディレクターの指示通り適当に演じることとした。まるでタレントのような仕事内容で3時間ほどを要した。最初からのディレクターとのやり取りや彼の対応が良かったので、好奇心に身を任せたという案配である。これがおそらく10~15分程度に構成されるのであろう。
どういう番組なんだ、と言う声が聞こえて来そうだが、中高生向けの科学番組(科学番組への誘い)で、きき手・きき耳・きき眼に関係する話題である。放映は6月中旬らしいが、タレントではないので是非見て下さいなどと具体的な日時は宣伝しない。冥土の土産に新しい経験をさせてもらい好奇心を満たしたということである。