紅葉考
今朝は新聞の休刊日である。朝から活字に接していないと落ち着かない気分になる種類の人間にとっては、面白くない朝である。そう言えば最近休刊日が増えたような気がする、その割に新聞代金が値下げされたという話も聞かない、などと独り考えながらながら、いつもより長めのコースを歩くこととした。
ここ数日雨が降ったり気温が急に下がったりしたためか、気がつけば周囲の山は色づきが目立つようになっている。山の斜面は緑と黄色と赤とがまだら模様を呈している。自宅を出てすぐにある公園のケヤキは葉が落ち始め、踏みしめ歩く足もとからはカサカサと音がする。ケヤキは葉が落ちるので、今頃の季節から周辺の住民は自治会などを通じて役所に清掃の要請が増えるらしい。自分で掃けばよいものを(もっともかき集めた落ち葉で焚き火をして、焼き芋を作るなどの楽しみを禁じられるようになったせいかもしれないけど)、新緑の朝日に輝くケヤキの美しさがもたらしてくれたものを忘れているわけで、人間というものは勝手なものである。
急に紅葉が目立つなあ、と木々の様子に注意を向けると、途中で見かけたカキはすっかり落葉して、パーシモンレッドの柿の実だけがもがれずに残っている。早くもぎ取って食べろよ、とでもいうような落葉の仕方である。手入れがされていないので実は小さめである。カリンの木もすっかり落葉して、黄色い実だけが数個枝先にぶら下がっている。
墓地公園の坂道の脇ではサクラの紅葉とナナカマドの紅葉が目立つ。サクラはきれいな赤色とはなれずに黒や黄色のしみが混じっている。その点ではナナカマドは鮮やかな濃い赤色へと変色している。ナラの木やブナの木もあり、遅ればせながら黄色を増そうとしている段階である。
なぜ、木々によって紅葉の色が違うのだろうと急に知りたくなってしまった。調べなくてはと思いつつ坂を下ったことであった。地球が寒い時には針葉樹が優勢であったわけで、それらは落葉しない。スギなどは葉が小さいからである。なぜ、葉が小さいのだろうか。それは雪の重みで枝まで折れないためではあるまいか、などなどと疑問と妄想は次々と膨らむのであった。
帰宅して調べてみると、ナナカマドやモミジのように赤色になるもの(色素アントシァニンのため)、イチョウやカバの木のように黄色のもの(色素カロテノイドによる)、ブナなどのように褐色のもの(タンニン性の物質による)と、紅葉は樹木の種類によって3分類されるらしい。なぜ紅葉があるのかは葉の老化にともなう副作用ということである。紅葉の鮮やかさはアブラムシの寄生が決めるという。アブラムシが沢山ついた場合には鮮やかな色とはならないと書いてあった。未だ分からないことが多いらしいのは老化のことなど二の次だということかも知れない。
いつもなら気付かない散歩道の脇役を目立たせてくれたのは、いつもよりも長めに散歩したせいである。それは、新聞休刊日の効用(紅葉)ってことかな。もっと他の木々にも注意は行ったが、この文中言及の樹木は11種にとどめた。11月になったのである。
ここ数日雨が降ったり気温が急に下がったりしたためか、気がつけば周囲の山は色づきが目立つようになっている。山の斜面は緑と黄色と赤とがまだら模様を呈している。自宅を出てすぐにある公園のケヤキは葉が落ち始め、踏みしめ歩く足もとからはカサカサと音がする。ケヤキは葉が落ちるので、今頃の季節から周辺の住民は自治会などを通じて役所に清掃の要請が増えるらしい。自分で掃けばよいものを(もっともかき集めた落ち葉で焚き火をして、焼き芋を作るなどの楽しみを禁じられるようになったせいかもしれないけど)、新緑の朝日に輝くケヤキの美しさがもたらしてくれたものを忘れているわけで、人間というものは勝手なものである。
急に紅葉が目立つなあ、と木々の様子に注意を向けると、途中で見かけたカキはすっかり落葉して、パーシモンレッドの柿の実だけがもがれずに残っている。早くもぎ取って食べろよ、とでもいうような落葉の仕方である。手入れがされていないので実は小さめである。カリンの木もすっかり落葉して、黄色い実だけが数個枝先にぶら下がっている。
墓地公園の坂道の脇ではサクラの紅葉とナナカマドの紅葉が目立つ。サクラはきれいな赤色とはなれずに黒や黄色のしみが混じっている。その点ではナナカマドは鮮やかな濃い赤色へと変色している。ナラの木やブナの木もあり、遅ればせながら黄色を増そうとしている段階である。
なぜ、木々によって紅葉の色が違うのだろうと急に知りたくなってしまった。調べなくてはと思いつつ坂を下ったことであった。地球が寒い時には針葉樹が優勢であったわけで、それらは落葉しない。スギなどは葉が小さいからである。なぜ、葉が小さいのだろうか。それは雪の重みで枝まで折れないためではあるまいか、などなどと疑問と妄想は次々と膨らむのであった。
帰宅して調べてみると、ナナカマドやモミジのように赤色になるもの(色素アントシァニンのため)、イチョウやカバの木のように黄色のもの(色素カロテノイドによる)、ブナなどのように褐色のもの(タンニン性の物質による)と、紅葉は樹木の種類によって3分類されるらしい。なぜ紅葉があるのかは葉の老化にともなう副作用ということである。紅葉の鮮やかさはアブラムシの寄生が決めるという。アブラムシが沢山ついた場合には鮮やかな色とはならないと書いてあった。未だ分からないことが多いらしいのは老化のことなど二の次だということかも知れない。
いつもなら気付かない散歩道の脇役を目立たせてくれたのは、いつもよりも長めに散歩したせいである。それは、新聞休刊日の効用(紅葉)ってことかな。もっと他の木々にも注意は行ったが、この文中言及の樹木は11種にとどめた。11月になったのである。