風邪?(食事中には読むのは薦めません)
先週の火曜日10時半頃のことであった。机に向かってパソコンで作業をしているとき、ふと吐き気を感じ、流しを目指した。椅子から立ち上がり研究室の流し台まではせいぜい4歩の距離である。時間にすれば2秒以内であろう。にもかかわらず、ヴォーという感じで吐いてしまった。吐瀉物は流し台にシンクにうまく届いたのは半分、あとは流し台の壁面、吊るしてあったタオルに投げつけられたのであった。今まで経験したことのない嘔吐であった。確か吐くという英語はVomitであったと思うが、擬音として誕生した語に違いない。ヴォーという恐ろしい勢いの吐瀉であった。
朝方少しだけ寒いな,と感じて目が覚めた記憶がある。食欲がないので小さなリンゴを半分だけかじって研究室に到着したのであった。吐瀉物はリンゴのこなれていない欠片ばかりで、鼻の穴から口の中、流し台、タオル、床面に散らばることと相成った。何ともあっという間の出来事であった。その10分ほど前にもゲップのついでにリンゴの欠片が口の中に踊りでてきており、「ノロウイルスの仕業だ!」と確信したことであった。
11時過ぎには部屋を出て東京に講演のために向かう予定があったので、スライドの並べ替えなどをしていたのだ。嘔吐の後はかなり気分が持ち直した。「もう年齢も年齢だし,無理するのは止めようか、でも今から中止を申し出るのも相手には迷惑なことだし」などと、どうしたものかと思案したのだが、「止めたいな」と思うのを振り切って出かけて倒れた札幌の学会での20年ほど前の記憶などがよみがえり、思い切って先方に電話し、予定のキャンセルを申し出たことであった。そのときにはまだリンゴの破片が残っているせいか声もかすれ気味で,相手にも僕の緊急性が伝わったようであった。その直後から下痢が始まった。
新幹線に乗っていたら、あるいは嘔吐が1時間後であったらと考えるとぞっとしてしまう。おそらくは近隣の乗客とか検札に来た車掌に未消化のリンゴ片をひっかぶらせていたに違いない、あるいは下痢でパンツを汚すようなことが生じていたかも知れない。PTSDになって新幹線に乗れなくなってしまうようなことになった可能性は大である(少し大げさかも)。不幸中の幸いであったと考えることにした。
そのまま下宿に戻り、ともかく寝ることにした。何も食べなかったのだが途中で起きることもなく、翌朝6時頃まで眠っていた。翌水曜日は遠いので非常勤講師を休むことにしたが、午後から夕方までの2つの会議には出席した。木曜日には非常勤の講義にも出かけた。もちろんこの間食欲もなかったのだが、栄養ドリンク以外固形物は食べずにいた。一週間前にこの非常勤先の事務の女性にお茶を出してもらって、雑談した折りに、彼女は「胃腸に来る風邪をひいてひどい目に遭っています」と言っていた。そのとき、僕は運動しているから風邪など数年ひいた記憶がないと自慢したばかりであった。火曜日に嘔吐したが、一日で終わったみたいで驚異の快復力だ!と自分に言い聞かせつつ話していると部屋に来た吉崎先生は、学校からの父兄宛のニュースでその手の風邪がはやっているようです、でも「2日ほどで治るらしいですよ」と言う。何ともバツの悪いことであった。
思い返せば2週間連続で土日に身体を休ませることができなかったために免疫力が落ちていたための嘔吐騒ぎであった。体力の衰えを自覚せざるを得ないということである。
しかし、最近ポジティブ心理学なるものが話題になっているが、ここで体力の衰えや老化を思い知り沈んでしまっていてはいけない。そこで、絶食で2Kg痩せられたのは高血圧対策としては、大変望ましいことだ、と結論づけることにした。年末は集中講義などで、土日に身体を休めることができない予定が待っているのだが、この予定をどうポジティブに自分に言って聞かせればよいか思案しているところである。
朝方少しだけ寒いな,と感じて目が覚めた記憶がある。食欲がないので小さなリンゴを半分だけかじって研究室に到着したのであった。吐瀉物はリンゴのこなれていない欠片ばかりで、鼻の穴から口の中、流し台、タオル、床面に散らばることと相成った。何ともあっという間の出来事であった。その10分ほど前にもゲップのついでにリンゴの欠片が口の中に踊りでてきており、「ノロウイルスの仕業だ!」と確信したことであった。
11時過ぎには部屋を出て東京に講演のために向かう予定があったので、スライドの並べ替えなどをしていたのだ。嘔吐の後はかなり気分が持ち直した。「もう年齢も年齢だし,無理するのは止めようか、でも今から中止を申し出るのも相手には迷惑なことだし」などと、どうしたものかと思案したのだが、「止めたいな」と思うのを振り切って出かけて倒れた札幌の学会での20年ほど前の記憶などがよみがえり、思い切って先方に電話し、予定のキャンセルを申し出たことであった。そのときにはまだリンゴの破片が残っているせいか声もかすれ気味で,相手にも僕の緊急性が伝わったようであった。その直後から下痢が始まった。
新幹線に乗っていたら、あるいは嘔吐が1時間後であったらと考えるとぞっとしてしまう。おそらくは近隣の乗客とか検札に来た車掌に未消化のリンゴ片をひっかぶらせていたに違いない、あるいは下痢でパンツを汚すようなことが生じていたかも知れない。PTSDになって新幹線に乗れなくなってしまうようなことになった可能性は大である(少し大げさかも)。不幸中の幸いであったと考えることにした。
そのまま下宿に戻り、ともかく寝ることにした。何も食べなかったのだが途中で起きることもなく、翌朝6時頃まで眠っていた。翌水曜日は遠いので非常勤講師を休むことにしたが、午後から夕方までの2つの会議には出席した。木曜日には非常勤の講義にも出かけた。もちろんこの間食欲もなかったのだが、栄養ドリンク以外固形物は食べずにいた。一週間前にこの非常勤先の事務の女性にお茶を出してもらって、雑談した折りに、彼女は「胃腸に来る風邪をひいてひどい目に遭っています」と言っていた。そのとき、僕は運動しているから風邪など数年ひいた記憶がないと自慢したばかりであった。火曜日に嘔吐したが、一日で終わったみたいで驚異の快復力だ!と自分に言い聞かせつつ話していると部屋に来た吉崎先生は、学校からの父兄宛のニュースでその手の風邪がはやっているようです、でも「2日ほどで治るらしいですよ」と言う。何ともバツの悪いことであった。
思い返せば2週間連続で土日に身体を休ませることができなかったために免疫力が落ちていたための嘔吐騒ぎであった。体力の衰えを自覚せざるを得ないということである。
しかし、最近ポジティブ心理学なるものが話題になっているが、ここで体力の衰えや老化を思い知り沈んでしまっていてはいけない。そこで、絶食で2Kg痩せられたのは高血圧対策としては、大変望ましいことだ、と結論づけることにした。年末は集中講義などで、土日に身体を休めることができない予定が待っているのだが、この予定をどうポジティブに自分に言って聞かせればよいか思案しているところである。