新作料理のレシピ
前日の天気予報は午後雨であったが、ピンポイントの天気予報では高槻市日吉台は降水確率1時間1ミリということであった。雨天順延の記載なしに案内を出したこともあって、途中で小雨が降ってもかまわないと5月4日にBBQパーティを決行した(Cook先生には今年も降らない自信があるのかと冷やかされたが)。今年でおそらく25年目ではないかと思うが、毎年5月の連休の間に自宅裏庭でやっている年中行事である。珍しく病気をしたこともあって案内が遅くなり、アドレスの再チェックもせずに1週間ほど前に知らせておいた。来年もできる自信が万全というわけではないので,我が家のBBQについても記録しておく。
ゼミを持つことになった2年目に留学することになり、津山市郊外那岐山の貸別荘で集中ゼミをし、そのときBBQをしたのが始まりだったと思う(今年は奥さん連れで参加した相愛大の相谷先生は学生であった)。帰国後イギリスで買ってきた折り畳みテーブルセットと当時2万円ほどした大ナベを改造したようなBBQセットを使って始まったのである(新しいセットも買い足してはあるが、これらは現在も使用している。)。植木を入れる金がないので庭を芝にしておいたのが幸いして、ちょうどBBQに手頃な空間となったことも我が家に裏庭で始めた要因である。
今年も大勢が参加してくれた。大教大の林先生は大学生になった息子を連れて来た。昔は参加者の年齢が若かったので、ともかくあまり高くない肉とビールを大量に消費したものだが、ここ数年は平均年齢が上がり、ワインと上質の肉少量、海産物の消費が多くなっている。名大からは唐沢一家、杉村夫妻、大教大から久保一家、卒業生の前山一家、角一家、関西大からCook夫妻がBMWのスポーツカーで参加したが、子どもを別にすると樟蔭東短大の岩原君が30歳で最年少なのだから、すっかりおじさん・おばさんのパーティになってしまっている。
さて、表題の件であるが、今年はアボガドのディップと納豆の油揚げ包みを作った。前者は、熟れたアボガドと、歯触りを良くするためにセロリのみじん切りを混ぜて、軽く塩・胡椒(プラスアルファ)をして、ポテトチップスで梳くって食べるだけのもので、原型はオランダの先生に教えてもらった料理である。後者はオリジナル料理である。油揚げに納豆を白ネギ、赤味噌、山椒などを挟み込んで炭火で炙って、醤油を垂らして食べるというものである。自宅では納豆は買わないので、新しい挑戦であった。結果は失敗である。前日買った油揚げは上質すぎて、なかなか袋状になってくれないのである(なんでも刺身揚げということであった)。半分ぐらいの量しかできなかった。それとネギをさらしすぎたこと、納豆を混ぜすぎたきらいがあり、中身は想定したものよりも柔らかすぎた。6人ほどが食べたはずである。納豆を嫌いな唐沢婦人はおいしいと言っていたが、真偽のほどは判らない。袋にするのに手こずっている時点で嫌気がさしていたので、味はどうでもよくなっていた。再度、普通の油揚げで作ってみないとレパートリーが増えたとは言い難い。
5時前に雨が落ちてきたので,家の中に入ったが,みんな何だか知らないがよくしゃべって、食べていた。僕はシラスコの焼き役にされていたので飲むばかりであった。おかげで、正午過ぎから始まった集まりは8時過ぎにお開きとなり、道路まで見送りには出たが、その後の記憶ははなはだ怪しい。風呂にも入らずダウンしたことだけは確かである
しかし、今年は途中で寝てしまわなかった。偉いと自分を誉めておこう。