終止メカニズム(10/20) | はったブログ

終止メカニズム(10/20)

今日は10月20日の日曜日である。日曜日を自宅で、何の予定もなく過ごすのは7週間ぶりである。9月に入ってからは学会、集中講義、顧問会議、研究会などが複数回あり、土曜・日曜日はほとんど休むことが出来なかった。自分でスケジュールを作っているので、誰に文句を言うわけにもいかないのだが。
 改訂を予定している本の原稿が昨日朝にできた(一応ですが)ことと、昨日開催された名古屋でのあった医学系の研究会での発表を終えたことで、久しぶりにゆったりとした気分で、朝の散歩が出来た。散歩道の両脇の水田はすでに稲刈りがすべて終わっているのを知った。昨日から燃え続けていた籾殻の山が24時間後でもまだ燃え続けており、1メートル足らずの籾殻の小山が燃えるのにはずいぶん時間がかかることも知った。ゆったりとした気分で歩かないと周りは見えていないことに改めて気づいたことであった(これらのことから教訓的なことでも書くのが最もらしいが、止めておこう)。
 昨日の研究会は聴衆が200名強ですべて医師というものであった。製薬会社が後援している関係で、いただいた新幹線の往復切符はのぞみのグリーンであった。9年間新幹線通勤をしているが名古屋と京都の間を往復でのぞみに乗ることも(間違って片道乗ったことはある)、ましてグリーン車に乗ることも初めての経験である。もちろん快適であったが、結論から言うと有り難くはなかった。椅子の座り心地が良すぎるので、寝過ごすのではという恐れがあり(いつもより時間が短くて、乗り過ごすと新横浜まで行ってしまう)、いつものように寝ることができなかったためである。疲れて東京まで行くような場合には熟睡でき、身体が休まるであろうことは理解できた。
 研究会では、多くの質問が出たが、そのなかで、運動や知的行為を始める検査ではなく、終止する仕組みの検査を実施すると、加齢との関連はどうなるのかという質問は興味深かった。高齢になって、すぐに行為を中断することが出来なくなることが,さまざまな問題を生む可能性は了解できるからである。
 前頭葉前部の脳損傷患者で「道具の強迫的使用」という行為障害が報告されているので、終止メカニズムに前頭葉機能が関係することは間違いなさそうである(誰か関心があれば一緒に研究しませんか)。
 ところで、ここ数週間忙しかったのも学会や研究会に出続けるからである。どうも、僕は始めると、終止することに恐怖観念が伴うようで、論文書きも水泳も朝の散歩も(結婚生活も?)止められないきらいがある。将来身体をこわすもとであろうことは容易に理解できる。
 こういうものを終止する仕組みも考えねばならない時期が近いのかも知れないなあと、散歩の帰り道に考えたりしたことであった。