楽しい日々へのヒント | はったブログ

楽しい日々へのヒント

よく考えれば楽しい思いをしたという話を書く。忙しくて何も楽しいことがないと思っている人には参考になるかも知れない。
火曜日は部局長会など一連の会議が月に一度の割合で大学の本部である。今月は8時半からの会議が12時まで続き、昼ご飯を食べて(ときには30分しかないこともある)6時頃まで続くという予定であった。何種類もの会議があるので、事務方は次々変わるが、会議参加メンバーは変わらないので、大変疲れるのが通常である。役職手当をもらっていることもあるのでさぼるわけにはいかない。
今週の火曜日は大学評価機構の仕事があり、4時過ぎに退座して急遽大阪大学に向かった。新大阪までののぞみの切符を2枚買ってあったので、名古屋駅で座席をとろうとすると、何度入れても機械は反応しない。おかしいと思い駅員に不満げに確認すると、切符は古いひかりの自由席のものであった。僕の間違いで、違う切符を持ってきてしまったのだ。気は焦るし、疲れは忍び寄るしうんざりして夜8時からの会議に出た。この日は5時、起床12時就寝である。翌朝、阪大に出かけて12時頃まで機構の仕事をした。前日欠席しているのであまり内容はよくわからず、早く終わらないかばかり考えて過ごした。3時から教授会を主催せねばならないので気が焦っていたのである。
疲れて、うっとうしい気分でともかく新大阪駅まで行くとのぞみは出たところで、ひかりで名古屋に戻るしかない。焦る気持ちでうんざりということであった。
ひかりの自由席に席を取り焦る気持ちでいらいらしていると通路を隔てて陣取っている肉付きの良いおばさん(60歳前か)がいた。なぜ気になったかというと落ち着きがなかったからである。様子を見ていると弁当を食べ始めた。自宅から準備したもののようで、僕が買い込んだ駅弁を食べたのに触発されたのかも知れないが、おにぎり2個、パックに入れたおかず(テイシュの箱サイズ)を食べ始めた。食べ終わってからが驚きなのである。食べ終わると、まずゴミを捨てに行った(こういうところは僕もすぐに捨てるタイプなので、気持ちはわかる)。戻ると、カバンから歯ブラシを出し、何も付けずにいきなりガシ-ガシと磨きだした。ひとしきり磨くとまた洗面所に行った。戻ると今度はデンタルフロスを出して歯の掃除を始めた。きれい好きなおばさん、と思っていたら、突然カバンからチョコレートヌガーのようなものを出し、かじり始めた。食べ終わると続いてあられの袋を出しボリボリやりだした。一連の動作を流れるようにこなすのに思わず見とれてしまった。自分は何とも思っていない一連の動作も、他人が見ると笑いをこらえるのが難しくなる。おかげで、いらいらした気分も疲労感も消え、名古屋までには楽しくなってしまった。
 前日に名古屋から大阪へ向かうべく名古屋駅で何度も座席指定をとろうとしていた僕を誰かが見ていたらきっとおかしかったことだろう。
 ともかく、しんどい、つらいきついなどと言っている時も他人の目で眺めると気分が変わる事もあるということですわ。しんどい、吐き気がするというほどがんばって勉強している人は参考にしてください。