”飛び出しちゃった息子さんへ” | Ren's Archives

Ren's Archives

集客目的の読者登録は承認しておりません、ごめんなさい

息子さんに読んでもらいたいから書きます。


 

こうしてブログで人捜ししてくれるお母さんは、きっと細やかに面倒を見てくれる愛情深いお母さんだったのではないかなとお察しします。居心地のいいお母さんが手厚く暖かく守ってくれるご家庭から飛び出すというのには、周囲がわからない要因があるのでしょうね。それがどんなものか外野のワタシにはわかりませんが、「もういられない!疲れた!」と限界にきてしまったのですね。

 

本当の自分の心に気付いて、違和感が次第に大きくなった・・・という事は、アナタは自分の本心とちゃんと繋がって感じることができる人ということです。鈍感なタイプの人は、自分を殺して環境に合わせることができますが、それは自分を愛しているとはいえません。

本当の自分が何を心地よく感じ、何を不快に感じるのか。

本当の自分が何をしたいと思っているのか、何をしたくないと思っているのか。

それを感じ取り、寄り添うことができるということは、アナタはちゃんと自分を愛することができるということです。

 

人が「マジでもうイヤだ!」と心に決めたとき、それは人生をひっくり返すエネルギーをはらんでいます。

今まで耐えてきた分、人生の方向を大きく大きく転換させる原動力になります。

良くも悪くもアナタを動かすエネルギーが渦巻いていると言うことです。

 

この大きなエネルギーは、誰でもいつでも手にすることが出来る訳じゃなく、特別な「機会」だと思います。成長するために本当の自分が設定した時期がきたともいえると思います。是非、本当の自分を表現しながら生きるにはどうしたらいいか、という方向にそのエネルギーを注いでほしいなと思います。

 

決してヤケにならずにね。

成人したアナタなら、事態をよく見極めて、自分の責任で歩いていくことができるはずです。

 


親は、事件に巻き込まれたらどうしよう、と心配します。

幼いアナタを育ててきたからこそ、アナタの長所も弱点も分かっているからね^^

育ててくれた恩に報いたいなら家庭に戻りなさいと言うつもりはありません^^

親は恩を返して貰いたいからアナタを育てたのではありません^^

アナタが生き生きと自分の思いを表現しながら生きていくことが、親の喜びです。

(あくまで個人的な意見ですが)

 

家庭から「飛び出す」という手段を使わなければなかったとしても、それがアナタのアナタらしい道を切り開く手段であるなら、寂しいけど受け入れるしかないのでしょう。

 

くれぐれも儲け話や、甘い誘いに気をつけて。

悪い大人もいっぱいいるから、大人は全員いい人とか、大人は全員正しいなんて思わないで。

最終的に判断の基準にするのは、静かなところでひらめいた直感ですよ。

ちょっとくらい転んでも負けないで。

愛情深い親に育てられた子は、乗り越える力を持っています。大丈夫!!

 

「俺なんて」と不安になったら「俺なんて」な現実しか現れません。

「俺だから大丈夫」と自分を信頼できるなら、前途洋々な現実が現れるはずです。

 

そうやって自分の足で歩き出したら、今まで親に守られてきた家庭がどんなに居心地のいい場所だったか、振り返る機会にもなるでしょう。

親は地味にスゴかった!って体感することにもなるでしょう。愛だからね^^

そしたら、お母さんに一報いれてあげてください。幼いアナタを守ることが生き甲斐だった親にとって、あなたの突然の旅立ちは天変地異と同レベルの衝撃だったのです。

自分を愛してくれる人をちゃんと愛することが出来る人、それが大人です。

 

 

お母さんへ

愛する息子さんの突然の旅立ち、ご心配お察しします。

心配が先に立つかと思いますが、ご自身が愛情いっぱいで育てた息子さんを信頼してあげてください。

思ってたより大丈夫だったりするものだから、悪い予感を思い描くより、何かから解放されて心を休めている息子さんに思いをはせてあげてください。人は誰でも癒しの時間が必要ですよね^^

たっぷり休んだら、また前向きになれるものです。

小さな頃、転んで泣く子をちょっと離れたところから待っていた、あの感じです。辛抱も親の仕事、大変です。