タイミングベルト交換が終わっても車検の他やる事が沢山あるので、急いで組み立て。
外す時に撮った画像と同じに見えるが、新品ベルト交換後の画像である。
外したベルトのマークと同じ様に新品ベルトをマークして装着。
ここまでは順調。
問題となったのは補機類を駆動するベルト。
「こんなモン見たら分かるワイ。」
と、たかをくくって外す前の画像を撮っていなかった。
で、見た感じでベルトを通して行ったらびよんびよんに余ってしまい、オカシイナオカシイナと悩みこむ。
ネットでベルトの取り回しを検索し、結果正解は下の画像のようになったのだが、僕の判断を誤らせたのは、この掛け方だとウォーターポンプのプーリー部分のベルトの掛かりがとても少ないことである。
しかし冷静に考えてみると、このエンジンはオルタネーター、パワステポンプ、エアコンコンプレッサー、ウォーターポンプ、と、すべての補機を一本のベルトで駆動しており、唯一の駆動側となるクランクシャフトのプーリーにはかなりの摩擦力が必要であり、対してウォーターポンプはあまり負荷が無いので、結果このようなクランクプーリーの摩擦優先の取り回しになったのだと思われる。
最近の車ではこの様に補器類をベルト一本で駆動する車が多いように思う。
ベルトの性能が上がったことと、エンジンの全長を短く出来る等の利点が有るのだろうが、逆に昔ながらの(というか昔)の沢山ベルト車にも利点がある。
数年前、遠征途中に愛車マンギョンボンゴ号のパワステオイルパイプに穴が明き、
「もはやこれまで」
と遠征先で合流予定の仲間にリタイアの連絡をしようとしてふと思いついた。
「このままでも重ステなら問題なく(あるけど)走れるし、空回りによる焼き付きが心配なパワステポンプは、ベルトを一本外してしまえば回らない!」
300キロ下道遠征の途中で急遽パワステの駆動ベルトを外す。夜のカラオケボックスの駐車場はピットと化した。
各補機を一本づつ駆動している昔の車なのが功を奏したが、昔ながらのVベルトは定期的にベルトの張りを調整する必要が有る。
そういえば、今までも遠征道中の所々で路上ならぬ路面店駐車場修理をしたっけ。
というわけで、ある程度の工具は車に積んでおくことにしている。
何だか余談が過ぎてしまっているがミニカは無事に組み上がり、後は車検を受け、同時に構造変更をするのみである。
次が最終回。