子供が生まれたことを期に勤めを辞め、日々やりたいことやお昼寝、時々旅に出たりタマにお仕事したりして過ごしていたら、気がつくと上の娘はもうすぐ成人であった。
自分自身は微塵も成長していないのに子供ばかりが大きくなり、そのうち追い越されそうな勢いである。

その長女は、高校を卒業して自分の夢のために直ぐ就職し、さらにその夢に近づくために昨秋転職した。

その転職先が豪雪地帯なものだから、雪が降り始めるまでに車を四駆に乗り換える必要が出てきてしまった、というのが事の発端である。


僕: 「こんどの仕事先、けっこう雪降るんじゃねーか?」
長女: 「むっちゃ降るみたいやなー」
僕: 「今のクルマ(ミニカ)じゃ無理か」
長女: 「せやなー、四駆やないとあかんやろなー」
僕: 「クルマ探してみるか? 何か欲しい車種とかあんの?」
長女: 「ジムニー!むっちゃかっこええ!!」

という訳で、早速ジムニーの評判口コミ等を調べてみると、

・とりあえず燃費が悪い
・とりあえず乗り心地が悪い(リーフ車)
・とりあえず高い。旧くても。

というような内容が多く、あとは、

・○○が壊れた
・○○から異音がするけどどーしよー
・動かなくなりましたたすけてください

的な内容については限りないほど出てきた。


本当にジムニーで良いのだろうか。
再び娘を諭してみる。

僕: 「ジムニーってけっこう大変みたいだな。燃費も悪いみたいだし」
長女: 「そうみたいやな」
僕: 「パジェロミニとかは?」
長女: 「パジェロミニも燃費悪いで」
僕: 「(調べてやがった…)もっと普通のにすれば?ジムニーだとタイヤがデカいからスタッドレスも高いぜ」


いつの間にか反ジムニー活動家のようになってしまった僕だが、実は昔ジムニーに乗っていたこともあり、結構好きな車なのである。



・ジムニーの記憶

SJ30を次のオーナーに届ける最後の旅。
兵庫県から東京までの道中、うんと遠回りをして砂浜で車と一夜を過ごし思い出を作った。









東北遠征道中、福島県の国道脇で値札が貼られていた初期型SJ10。
オーナーと商談が成立し、遠征帰路に仮ナンバーを取得し、一時保管を引き受けてくれた群馬の仲間のところへ陸送。



いろは坂を下ろうとしたらブレーキが抜けた。
ごまかしながら群馬の仲間の工場まで何とか走りきり、後日ヒッチハイクで引き取りに。



陸送中駆動系から異音が発生。パチンコ屋の駐車場に避難。
原因であったフロントペラを外し、兵庫県までそのまま走る。







AMラジオを聴きながらの、下道700キロのんびりひやひや旅だった。