ここはニュージーランド、ケープレインガ。
ニュージーランドのほぼ北限の岬。

高い断崖絶壁において、柵などは全く無く、「落ちたらタイヘンよ」の表示が有るのみ。

Tapotupotu(カタカナ書けなかった)はそのごく近所の、何も無いキャンプ場のみが存在する湾。
尾根道のダート(一応幹線道路)を走っていて、その枝道の風景がどうしても気になってしまい、下りてみた。

澄み切った海と、その何も無さがあまりに気に入ってしまい、予定外のキャンプ。

一通りのご近所探検を済ませ、木陰で読書。
ずっと風が吹いていたので、濡らした靴下にビールや赤ワインを入れて吊るすと、とても良く冷えた。

手持ちの食料が乏しく、買うにはこの場所からダートを100キロ程走らなくてはならなかった。
釣竿も水中眼鏡も無く、食料調達が出来ず、結局一泊だけだったが、
ここはもう一度、今度は沢山の酒と漁具を持って、何泊もしたいと思える唯一のキャンプ場である。
その後、山をさまよったり、

世間をさまよったり。

思い出す度肌を刺す、あの心地よい孤独と、彼の国の暖かさを、脈略も無く心地よさに任せ思い起こす冬の夜。
皆様良い年を。