食してみたいものでございます。
それは
“あまりの美味しそうな香りに修行僧ですらお寺の塀を飛び越えて来る”
というほど美味なる中華スープでして。
その名も、
佛跳牆
(フォーティャオチァン)
中国出身の先輩にどんなスープか聞いたところ、
めっちゃお高級なスープらしく、
フカヒレ(胸びれ)、干し貝柱、金華ハム、干しシイタケ、干しなつめ、タマネギ、ニンジン、八角、鶏胸肉、鶏がらスープ、酒、砂糖、醤油が基本的な材料で、種類によってはなんと干しアワビを入れることも
これを、6時間〜8時間ほど煮込む必要があるという、なんとも手の込んだスープ
この煮込む時間さえ惜しまなければお坊さんが塀を飛び越えてくるほどの高級スープにありつけるのですね
ちなみに、6時間〜8時間というのは煮込む時間のみの時間で、食材の下準備を入れれば2日〜3日、場合によっては1週間ほど要するのだとか
Σ ((((o△o)))
何したらそんなに時間かかるんじゃ
という疑問がすぐに浮かびました笑笑
なんでも、乾物の戻しとかに時間をかけるんですって
お店でいただく場合は食べる人の予算に応じて使われる食材や調理する方法が違うため数日以上前に予め料理店へ予約する必要があるのだそう。
さすが、超美味高級スープ
福建省福州(現在の福建省福州市に相当)が発祥地とされており、食材の香りを閉じ込めるために壺に蓮の葉や薄紙で蓋をかぶせ、さらにその上に陶器の蓋をして煮込むのだそう。
スープ自体はギトギトしてなくて透き通っているらしく、お店によっては豚筋を入れるお店もあって、そういうところではトロトロしていることもあるのだとか
福州市ではもちろん、台湾や香港でもいただけるのだそう
いつか食べてみたい
食べたらもちろん好喝ですね
福州市といえば榕城とも言われる歴史を感じさせられる古都。
明清の頃は琉球王国との交易指定港としても知られていますね
鼓山や西湖、西禅寺、中国南部最古の木造建築として知られる華林寺などが有名です。
風光明美な古寺を愉しみ、美味しいスープに舌鼓。
贅沢なひとときを堪能できそう
お金があればコロナが落ち着いたらぜひ(食べに)行ってみたい
お金があれば、のお話ですが笑笑
とある歴史番組の中でサラッとですが佛跳牆が紹介されており、
どんな極上スープなのだろうと想いを巡らせているうちに気づけば先輩にメールをしておりました笑笑
丁寧に返信してくださった先輩、ありがとうございました