エクストレイルの屋根にはルーフボックスが載っている。
これはスキーシーズンに板を入れて運ぶのにいいのだが、夏でもなんかこの姿に慣れてしまったのと、載せたままでべつに不都合がないので載せたまま。
しかし先代のエクストレイルのときから使っているのでもう20年、かなりボロボロだ。
酷いのが、前に使った後に乾燥のため開けたままにしていて、それに気が付かずに走行してしまい、堤防の上の道の横風で蓋が開きバキバキに割れてしまった。
それを修理したのだが、プラ板を裏から貼って、それをタッピングビス止めして、間をコーキングで埋めてある。
うーん、フランケン状態。。
しかもその傷を隠すためステッカーだらけにしたらそのステッカーはすぐに劣化するし、ボックス自体の透明コートがはがれてきた。
そしてそのはがれがステッカー部だけ残ってしまい、ツギハギ模様になっている。
割れたのは後ろのヒンジ部だけでなく、前のヒンジ部も。
ここも同じような修理をしてある。
開口部側は割れてはいないが、ステッカー跡がまばら。
いや新品にすればいいのだが、これを捨てる方法が思いつかないし、車も古いのにボックスだけ新しくても・・ねぇ。。
ということで、これをキレイにすることにした。
先ずはボックスを降ろした。
久しぶりに見るボックスの無いエクストレイルは自分の車じゃないようだ。
そしてタッピングビスを抜いて、グラインダーにワイヤーブラシカップをつけて粗く削り、その後はヤスリのディスクで削った。
残っている触ってわかるステッカー跡や、RV-INNOのステッカーも削り取ろうとしたが、相手はABSで削れながら熱で溶けてしまって、これはやるべきではなかった。
まあ、これはこのままかな。
さて肝心の割れたところの修理をするか。
最初は隙間にABS用接着剤を流し込んだのだが、上手くつかない。
さらにネジを全部外したら、ぱっか~ンと開いてしまい、一部のネジをつけ直して作業。
そこで隙間の空いているところには100均のネイルのコーナーにあったアクリルパウダーとアクリスリキッドでプラスチックを再生して固めた。
これはかなりしっかりつくので、もうネジは不要。
プラリペアという製品があるが、その代用として十分使える。
前側も同じように修理。
ネジ穴にはエポキシパテを埋めた。
そして最後にやすりで整形したが、完全に平らにしてきれいにして新品のようにするつもりは無いので、そこは適当。
とりあえずこれでひび割れを直し、強度をもたせ、表面の凹凸をなくし、水漏れもしない・という機能的な補修はできたので、次は化粧だな。
(つづく)