大震災のニュースは大津波の被害のニュースから停電や品不足、避難所生活のほうになってきたが、なんといっても一番関心が高いのは福島原発の事故と放射能飛散だろう。そりゃそうだ、それは亡くなった人でなく生き残った人の今後ばかりか、日本、いや下手すると世界を揺るがすかもしれない事故につながるからだ。
すでに一部の外国では日本製品に不安をもったり日本にいる自国人の国外退避をすすめている。さらに武器など原子力を頻繁に扱うアメリカ軍でさえ、日本の基準を大きく上回る80㎞の範囲で立ち入らないようにしたという。そして今回の事故はアメリカのスリーマイル島事故より大きく、ロシアのチェルノブイリに迫る内容とも言われていて、IAEAも注意をしている。
なのに日本のミンス政府は「ただちに健康に被害は無い」という曖昧な言葉ではぐらかしているばかりか、ついに環境基準まで変えて公務員を現地派遣してなるべく長く作業できるようにしてしまった。こうなると放射能なんて専門の機器がないと計測できないわけだから政府の発表なんておよそ信用できない。いくら民間の大学の先生たちが安全だ~安全だ~と言ってもまともに信用できるワケがない。そんなわけで既に西に避難を始めている人たちも大勢いるし、ガイガーカウンタは売り切れ、ヨウ素のかわりにうがい薬を飲む奴までいて、別の不安が広がっている。
しかし日本は電気の国。実際に飛行機で夜に上空から見てると日本ほど明るい国はないように思うし、電気は経済の源ともいえ、原子力なしでは国が成り立たないのはよくわかる。そのために原発はその設置地域にリスクの見返りという餌であちこちに作られた。実際に原発のある町に入ると、周りの市町村より道路がいきなり良くなるし、病院や自治体などの施設が充実している。ウチの近くの浜岡原発も、そのまわりだけ国道150号線が2車線で、すごく整備されている。かなり昔に四国の岬の突端に行った時にほとんど交通がないのにそこだけ道が急に綺麗になって驚いたもんだ。
しかし今回はそのリスクの方が現実のものになってしまった。今回のことが落着けば(←そうなるかわからないけど)その後に原発行政がどうなるのだろうか?代替エネルギーと言っても太陽光発電、風力発電、水力発電ではとうてい賄えない電力を火力と原子力に頼っている現実を考えると、廃止はとても無理だ。
どうなるんだ?日本。