新しい年が明けてもう１０日も過ぎてしまいました。
ホント早いですね～
さて、今年から月ごとに、サルデーニャの各地区の
おすすめ料理とワインを紹介していきたいと思います。
（昨年もちょこっと書いてみたのですが、サボってしまって
続きませんでした。）
１月は、サンピエトロ島をクローズアップしてみます。
サルデーニャ島の南西の島。
州都カリアリからバスで３時間。
さらに船に揺られること30分。
マグロ専門のレストランがあるほどマグロ漁が盛んな
サンピエトロ島は、『マグロの島』とも呼ばれています。
また、その昔ジェノバ人の漁業の中継地点であった時代に
ジェノバ料理の影響を受けたため、サルデーニャの中でも
異質の食文化もっている場所です。
このサンピエトロ島の代表的な郷土料理である
【カッスーリ】は、マグロを使ったトマトソースに小麦粉で
作ったニョッキをあえ、ジェノバの定番ソース・ジェノベーゼ
ソース（バジルのペースト）をかけたものです。
大きめのニョッキのモチモチッとした食感が、たまらなく
いい感じです。
そんなカッスーリとの相性抜群のワインが、
島近くのサンタディで造られるこの２本。
【カーラシレンテ（白）】
辛口ですが、甘味も感じられるとろっとした
果実味たっぷりのワインです。
【アラヤ（赤）】
ルビーレッドの赤い果実のジャミーな香りがします。
雑味がなく、心地よい苦味とやわらかく、こくのあるワインです。
マグロ漁から戻った漁師たちは、マンマのやさしい料理と
地元のおいしいワインで、休息のときを楽しみながら
お腹も心も十分満たされたことでしょう。
さあ、どうぞ召し上がれ!!
