【宜野湾】二〇〇四年八月に米軍のCH53D大型輸送ヘリが墜落、
炎上してから十三日で満四年を迎える沖縄国際大学の富川盛武学長
は十二日午前、隣接する米軍普天間飛行場の閉鎖と離発着する米軍
機の一切の飛行停止を求める声明文を発表した。大学上空を飛行する
米軍機に抗議の意志を表すため本館屋上に「NO FLY ZONE」(飛
行禁止区域)の文字をペイント、常時表示する。
富川学長は、ヘリ墜落後に飛行中止を米軍や国の関係機関に求めた
にもかかわらず、大学の上空を飛行する現状を指摘。
「いかなる国際政治論、安全保障論で飛行を正当化しても、大学の静
寂、安寧を脅かし、生命すらも脅かす飛行は認められない」とし同飛行
場の閉鎖、返還とともに、米軍機の飛行停止を求めている。
同学長は十二日までに首相、防衛相、駐日米国大使、在日米軍司
令官など国と米軍の関係機関十一カ所に飛行中止を要求する抗議文
を送付したことも明らかにした。
「NO FLY ZONE」のペイントは縦約八メートル、横約十九メートル。
墜落後に新設された六階建ての本館屋上に塗装された。
同大はこれまで横断幕やアドバルーンによる「NO FLY ZONE」の
掲示を期間限定で行ってきたが、常に表示をするのは初めての取り組み。
十一日、大学職員らが屋上に塗装した。今年三月に同大を卒業した
高橋正太郎さん(22)も訪れ、「今年も学生が秋の学園祭に合わせた
取り組みを計画していると聞いた。大学、学生がそれぞれの立場で事
故の記憶を残していってほしい」と話した。